日本企業の価値とアメリカ企業の価値比較

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「日米企業価値の比較」をテーマにお届けします。

私が過去証券会社に勤めていた際に投資家のお客様がよく間違った事を言っていました。

「株価が安い・高い」という表現です。

株価が安い・高いという表現は、人によって定義が異なります。

その中で明らかに間違いなのは、株価の値段そのものに対して述べている人です。

株価100円の銘柄は、株価が安く株価1万円の銘柄は、株価が高い

上記のように考えているのです。

しかし実際のところ株価の値が小さい大きいは、重要ではありません。

重要なのは・・・

「株価」×「発行株式数」=「時価総額」です。

企業価値における株価の割安・割高を相対的に判断する方法は、時価総額です。

昨日、アメリカのセールスフォースがビジネスチャットのSlack(スラック)を買収する事を発表しました。

■Salesforce、Slackを2.9兆円で買収 Microsoftに対抗
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66890760S0A201C2000000

買収額は277億ドル(約2兆8900億円)です。

Slackは、投資家オンラインコミュニティー「CRANEs」でも利用しているプラットフォームです。

毎日、投資に関する情報交換をメンバー同士で行っています。

■投資家オンラインコミュニティー(無料)
https://investars.jp/community.php

そんなSlackですが誕生したのは、2009年。

設立からたった11年しか経っていない会社です。

設立から11年で日本企業の時価総額でいうパナソニック(2兆2800億円)よりも大きいのです。

日本国内でパナソニックが買収されるとイメージすれば、とても大きな買収案件と分かるでしょう。

アメリカや中国では、大きな資金での買収が最近頻繁に行われています。

企業価値が大きくなり過ぎているのです。

企業が成長しているのか?

ドルや円の価値が下落しているのか?

株価が高いバブルなのか?

日本という人口1億人の島で株式投資をしていると時価総額の価値基準は、誰でも知ってる大企業で1兆〜23兆円がイメージです。

しかしアメリカ企業で私達が知っている大企業の時価総額は、100兆円〜300兆円に拡大しています。

アップル    2兆869億6927万8464ドル

マイクロソフト    1兆6346億5579万7248ドル

アマゾン    1兆6129億2890万9312ドル

グーグル    1兆2231億1396万5568ドル

Appleが自社株を10%くらい発行したら日本最大のトヨタ自動車を買収出来るのです。

この状況に関しては・・・

アメリカ株が高すぎる。

日本株が割安過ぎる。

日本企業が海外企業に買収される危機

などなど、人によって考え方は異なるでしょう。

事実として、日本企業の価値は、アメリカや中国と比較した場合に小規模になっている事は、事実です。

日本の投資のシーンでは、株価の値段に対して高い安いと言う事が多いですが、株価の値段は、あまり重要ではありません。

それよりも企業の時価総額に焦点を当てて、投資をして、なおかつ世界企業と比較すると新しい発見があるかもしれません。

以上、ご参考になれば幸いです。

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