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☆第1167号☆
株式会社サヤトレの増田です。
本日は、投資で予想外に大きく損をしている時の
個人投資家としての正しい対応方法についてお届けします。
投資をしていると予想外に思っていたよりも
損が大きくなってしまうケースはよくあります。
「想定外の損失は想定内」とお考えください。
そんな時に個人投資家の多くは下落し続ける
チャートと長時間にらめっこして価格推移に
一喜一憂している方が多いかと思います。
投資でそうならないために仕掛ける前に
あらかじめ決済の条件を決めておくことが大切です。
相場が大きく動いている損失状況の真っただ中に
「損切りすべきか」or「もう少し粘るべきか」
上記の判断を冷静に行う事は不可能です。
焦ってその場の感情で動いた結果は高確率で失敗します。
仕掛ける前に○○円まで下がったら損切りする
○○円以上の損失になったら損切りするなどのように
あらかじめ損切り水準を定めている事が一番理想的です。
しかし！
とは言いつつも・・・
上記のような損切り基準を設けずに
投資して損失拡大中の方もいるかもしれません。
そのような方が行うべき行動は次の3つです。
■変動要因の特定
■前例や過去データの調査と分析
■損切りや決済水準の設定
上から一つずつ順番に解説します。
まず大きく損になっているという事は
価格が上下どちらかに大きく動いている時です。
その大きく動いている一番の原因が何なのか？
まずは、正しく情報収集を行ってください。
・決算が良かった悪かった
・製品のリコールがあった
・不祥事発覚で社長が逮捕された
・金融危機で日経平均全体が下落している
などなど価格が大きく変動している
正しい情報を手に入れる事が大切です。
この時点において大きく変動している理由が
いくら調べても全く分からない場合・・・
基本的に損切りする事をお勧めします。
理由がなくて下落している状況は
ある意味チャンスかもしれませんが
ズルズルと損失が広がる可能性が高いです。
意外に理由もなく中々下げ止まらない事も結構あります。
続いて価格変動の理由が分かっているケースの次の作業です。
その価格変動の理由が過去に同じような
事例があったかどうか調べてみてください。
例えば株式や為替の場合はリーマンショックや震災など
1日で大きく下落した過去のデータや価格の底値は
投資を行う上において非常に役に立ちます。
その変動要因の情報が価格変動においてどれだけ影響を与えるのか
情報の事実以上に売られ過ぎ・買われ過ぎではないか？
過去のデータと照らし合わせて考えてみましょう。
ちなみにこの作業は、個人投資家も
証券会社のアナリストでも正しく分析して
適正な価格や正解を導く事はほぼ不可能です。
過去にLTCMという最強のヘッジファンドが
破たんした際に分かるのですがいくら正確に確率分析しても
ファットテールによって結局のところ正解は分かりません。
■ファットテール（野村證券）
https://www.nomura.co.jp/
しかし分からないながらも次のステップの
損切り水準を設定するためにも何かしらの
データを元に決済基準を定める必要があります。
もし今ある変動要因の情報に続報が入り
今後もっとひどくなる可能性がある場合や
かつて前例がないようなケースの場合は
残念ですが損切りしておく事をお勧めします。
そして最後になりますが、変動要因と過去のデータを
参考に出来たら事前に作らなかった決済基準を定めてください。
損している状況は仕方のない事です。
致命傷にならないように傷を広げないためにも
事前に設定しなかった損切り基準を途中から設定しましょう。
そしてその基準まで損失が広がれば例外なく必ず決済してください
一度入れた損切りの逆指値は取り消さないようにしてください。
仮に決済した後に価格が落ち着いて
魅力に感じた場合には、再度投資出来ます。
お勧めとしては逆指値注文で一定の価格に達したら
自動的に売買注文を発注するように設定しておくことです。
冷静に損切り水準を設定して逆指値の注文を入れた後は
チャートは見なくて寝ていてもOKです。（
本日の内容は、投資の初心者が最も苦労して
乗り越えられずに脱落してしまう損切りに対する考え方です。
個人投資家の8割以上は損切りの壁を
超える事が出来ない高いハードルです。
損切りが習慣のごとく自然に出来るようになれば
投資で生き残れる可能性が大きく上がります。
長く生き残れるほどに経験値も高まり
新しい投資のチャンスも増えます。
事前に損切り基準を定めることが重要ですが
設定していない方は、今からでも間に合うので
保有している金融商品の決済ルールを定めてみてください。
損失拡大中に冷静な判断が出来ると思いますか？
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☆☆☆ 株式市況 ☆☆☆
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【株式市場】
日経平均 ?15,965.30 ＋365.64(2.34%)
JPX日経400 11,526.29 ＋255.46(2.27%)
TOPIX ?1,279.19 ＋28.36(2.27%)
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☆☆☆ 編集後記 ☆☆☆
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暑い！
本格的に夏になってきましたね。
今年の夏は、一つある挑戦を行ってみようと考えています。
自宅冷房の24時間つけっぱなし作戦です。
これまで私は、自宅にいる暑い時や
寝る時にだけ冷房をつけておりました。
ほとんどの方が同じでしょう。
夏場のピークは月2万円くらいの電気代がかかります。
しかし数年前から話題になっていますが
冷房は、つけた最初の部屋を冷やすために
多くのエネルギーを使い、部屋が冷えた後は
さほど電気代を使わないらしいです。
結果的に暑いときにだけ冷房を入れるよりも
24時間1ヶ月停止する事なく安定稼働させた方が
月の電気代が安くなるという噂があるのです。
24時間つけっぱなしには勇気がいりますが
今年は、実際に実験検証してみたいと思います。
結果はメルマガにてご報告させていただきます。
【お詫び】
日刊でリアルタイムに執筆しているため
1日の執筆時間を長く確保する事が出来ません。
誤字・脱字など読み苦しい点あるかと思いますが
メルマガ記事内容が大きく間違っていなければ
小さなミスは暖かく見逃していただけると幸いです。
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