株式会社サヤトレの増田です。
本日は「MMT」をテーマにお届けします。
MMT(Modern Monetary Theory)とは、ステファニー・ケルトン教授によるアメリカで注目されている経済の理論です。
日本語では「現代貨幣理論」と呼ばれています。
直近日本でも選挙をきっかけに若い世代を中心に理論への理解が一気に広がりつつあります。
MMTの理論に関しては、私自身かなり前から知っておりました。
起業当初には、知識があったのでもう8年くらい前かと思います。
当時は、経済評論家の三橋貴明氏が一生懸命提唱しておりました。
しかし多くの人が批判したり相手にしておりませんでした。
経済理論は、誰が正しい事を述べているのか分かるまでに数十年かかるのが普通です。
これから少しずつ風向き変わりそうな予感です。
先日の参議院選挙にて、れいわ新選組の代表の山本太郎氏がMMTを説明して政策として提唱している事もあり日本でもMMTという経済理論に注目が集まっています。
れいわ新選組が掲げる政策。
■消費税廃止
■奨学金チャラ
■全国一律!最低賃金1500円「政府が補償」
■お金配ります
上記のようなお金のかかる政策の財源は、MMTにて確保する考えです。
新しい経済理論のMMTが本当に正しいのか?
私には、分からないので名言しませんが確かにMMTの理論は、今の金融の教科書に書かれている実態経済からかけ離れて説明出来ない多くの現象について、説明することが出来ます。
日本政府の負債(国債)が増えるほど金利が下がっている(国債の価格上昇)今の状況。
私も長年、意味不明に感じていましたがその辺りの疑問も解決出来るかもしれません。
MMTという経済理論は、今後ニュースでも良く出てくるでしょう。
出来るだけ簡単にMMTに関して説明しますのでぜひとも覚えていただけると幸いです。
MMTを一言で簡単に説明すると・・・
自国通貨建ての国債は、破綻しないです。
新規国債発行して現金を市場に供給しつつインフレにだけ注意して経済を良くしよう。
上記のようなイメージです。
少し経済が分かる方であれば、国債発行って借金なので危ないんじゃないの?
そう思う事でしょう。
確かに国債=ダメみたいなマイナスイメージがあります。
ここで重要なのは「自国通貨建て限定」です。
つまりその国に自国の通貨発行権がある事が前提となります。
財政破綻したギリシャでは、使っている通貨がユーロなので自国に通過発行権が無く、ユーロ紙幣の印刷が出来ませんでした。
自分達で印刷出来ないユーロ紙幣を返せと言われたら返せないので破綻したのです。
しかし日本やアメリカは、違います。
自国の通貨を保有して通貨発行権があるので国は好きなだけお金を作り出す事が可能です。
1万円札なんてタダの紙切れです。
(説明を分かりやすくするため紙幣を紙切れと表現します。)
国がその気になれば、いくらでも紙切れを印刷して国民にばら撒く事だって出来るのです。
実際にアベノミクス移行、日本のマネタリーベースは、3倍以上になっています。
【参考記事】
日本は、お金の供給を3倍以上に増やしましたが特別、今日本で大きく何かが変わった印象はありません。
新しく印刷された3倍以上の紙切れ(1万円)は、どこかの大企業やお金持ちに懐に入りました。
これが厳しい資本主義社会のルールですね。
また日本政府が発行した国債(借金)を購入するのは、日本の銀行や日本人です。
政府の借金は、いずれ購入した人に利子をつけて返す必要があります。
しかし政府は、通貨発行権を持っているので国債の残高が1000兆円でも1京円になっても紙切れを印刷して、国債の保有者に返せば、いつでも借金は、簡単にチャラに出来ます。
国は、貨幣の製造者でありそれ以外の他は、利用者です。
貨幣(紙切れ)の発行者(国)は、お金が無くなる事は無く、自国通貨であれば、いつでも無限に発行出来るのです。
しかしそんなに自国の通貨を大量に発行すると発生してしまう現象がインフレです。
インフレとは、お金の価値が下がり物の価値が上がる現象の事を言います。
しかし今の日本の経済政策の目標ってインフレにする事ですよね?
そうなのであれば、自国通貨建ての日本は、MMTの理論を使って国債を発行して新規に大量の紙切れを調達します。
その紙切れを低所得者や弱者にばら撒いて目標としているインフレに誘導する事は、経済政策として良いのではないか?
これがMMTを推奨している政治家の理論です。
MMTの経済理論が正しい場合筋は、通っているのではないでしょうか?
MMTに関しては、解説しましたが皆様どう思いますでしょうか?
経済の難しい話を分かりやすくするために何度も書き直して編集して読み直していると分かりやすくなっているか分からなくなります。
疑問や質問があれば、お問い合わせいただければ、後日、メルマガにて回答の記事をお届けさせていただきます。
また私も日々、勉強中の身です。
経済知識豊富な方のマウントは、ご遠慮よろしくお願いします。
【参考記事】
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