ヤマダ電機のポイントカードが変わった裏の理由

株式会社サヤトレの増田です。

会社経営している事もあり日々
先輩社長達から色々と話を聞く事が出来ます。

テレビ・新聞・雑誌・書籍などではとても伝える事が出来ない
ビジネスにおけるお金に関するエグイ仕組みや裏側の話です。

経営は弱肉強食の世界なので、生き残るだけでも大変でしょう。
勉強になる内容もあれば、モラル的に頷けない話まで様々です。

■取引先に舐められない心理作戦

■ボッタくれる請求書の書き方と出すタイミング

■値下げなどの交渉に負けない方法

■通常よりも高く買ってもらう仕組み

■社員が退職させず奴隷化する方法

■人気飲食店がわざとゆっくり提供する理由

などなど

言葉正しいか分かりませんがイメージ的には「帝王学」に近いです。

圧倒的な上の立場に立ち、民がありがたがるような
心理的な仕掛けは世の中に多くあります。

そのような経緯もあり私は日常的に
「なぜっ?」と考えるクセが出来るようになりました。

世の中の不便な点や非効率な事も敢えてそうすることにより
企業側が得をする仕組みになっている事が結構沢山あります。

本日は、この推論があっているか分かりませんが
1つだけ最近体験した私の推測を実例で書きます。

皆様は、家電屋さんのヤマダ電機と
ビックカメラのポイントカードをお持ちでしょうか?

お持ちの方は見ていただくと分かりますがヤマダ電機の
ポイントカードは、金色のペラペラの薄いプラスチックカードです。

■ヤマダ電機のポイントカード
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このカードには保有中の「ポイント」が記載されています。

この記載されている「ポイント」は
1ポイント1円で商品を値引きで買う事ができます。

一方、ビックカメラのポイントカードは
ヤマダ電機のポイントカードよりも分厚くて
保有中のポイント数は明記されておりません。

■ビックカメラのポイントカード
biccamera_pointcard

ビックカメラのポイントを確認するには何かしらの商品を
購入した際にレシートを見て確認しなければならないのです。

つまり手元に最新のレシートがないと
今自分がいくらポイント残っているのか分りません。

このような2つのポイントカードですが
消費者にとって便利なのは断然にヤマダ電気です!

私は、現在ビックカメラのポイントカードを持っていますが
今いくらポイントが貯まっているか分からないからです。

カードも薄くてポイントが一目で分かるヤマダの
ポイントカードの方が消費者にとっては便利です!

しかし・・・

消費者側からの目線ではなく企業側からの目線で考えてください。

両社のポイントの有効期間は最終の買い物から一定期間経つと失効します。

  • ヤマダ電機のように「保有中のポイント数が分かりやすいカード」
  • ビックカメラのように「保有中のポイント数が分かりにくいカード」

失効してしまうポイント数はどちらの方が多いと思いますか?

実際に統計を知っている訳ではありませんが
どう考えたとしてもポイント数や有効期限が分からない
ポイントカードの方が貯めたポイントが失効する確率は高いでしょう。

ヤマダ電機のポイントカードは
最終ご利用日までご丁寧に書いてくれています。

年間でポイントを発行した金額のうち
何%が失効しているなど企業がいちいち
その執行ポイント数を公開する事はありません。

しかし大企業なので年間で失効する
ポイント合計は、しっかり把握しているはずです。

企業側にとってお客が貯めたポイントを使わずに忘れて有効期限を
失効してくれる事はビジネスとしては利益率を高める一つの方法です。

消費者にとって便利なカードにした結果か分かりませんが
ヤマダ電機の利益率は2%のように薄利になっています。

ところが本日、私はサーフェスプロ3を買いに
ヤマダ電機にいったところなんと・・・

ポイントカードが新しくなっていました!

ヤマダ電機は、どうやら気づいたみたいです。

新しいカードは現在の保有中のポイント数や
最終利用日も見えないように隠してくれています。

消費者にとってはとても使いにくいカードに改悪してくれました。

■新しいヤマダのポイントカード
006

消費者としては少しガッカリですが
経営や投資家目線としては良い判断だと感じます。

これによって従来よりも有効期限切れで
ポイントが失効する人は多くなるでしょう。

売り上げが変わらなければ利益率は上がります。

全国展開している大企業ですので
合計すると非常に大きな金額です。

本日の例は、私の推測でありとても良心的な一例です。

世の中にはもっとエグイ話が多く存在します。

しかしエグイ企業ほど沢山儲けているので、実際に株価も堅調です。

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本日のヤマダ電機のポイントカードの
変更の推測が正しいかどうかは分かりません。

しかし投資家の方は、買い物をする際には、買う立場だけでなく
売り側の立場でも経営を考えてみるのがおススメです。

経営の効率や悪い点は全て会社の決算に
反映されて、最終的に株価を動かします。

例えば、領収書をもらう場合においても
ビックカメラはレシートと一緒になっているので発行が早いです。

しかもスイカ・パスモの電子決済にも対応しています。

一方、ヤマダ電機はレシートとは別に領収書を発行します。

結果的にレジの店員の負担も大きくなり効率が落ちるのです。

同じ電機店でも経営や運営の仕組みを比較すると色々と違いが見えてくるものです。

■ヤマダ電機とビックカメラのサヤチャートはこちらから
https://investars.jp/multichart.php?q=9831:3048&term=1

同じ業種の企業でも経営や株価を比較してみると面白い発見があるかもしれません。

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