株式会社サヤトレの増田です。
本日は、証券会社が出している
「レーティング(投資判断)」についてお届けします。
「レーティング (投資判断)」とは
証券会社のアナリストが分析している
個別銘柄においての投資判断の事を言います。
分かりやすく言い変えると・・・
個別銘柄が上がるの?下がるのか?
買いなのか?売りなのか?
アナリストの分析を発表するイメージです。
しかし上記のような直球の表現ではなく多くの場合は
数字や回りくどく英語の表現になっている事がほとんどです。
【レーティング表記の例】
■野村證券
1またはBuy
2またはNeutral
3またはReduce
■みずほ証券
アンダーパフォーム
買い
中立
■モルガン・スタンレーMUFG証券
Underweight(弱気)
Overweight(強気)
Equalweight(中立)
【参考】証券会社のレーティングをまとめたサイト
http://www.traders.co.jp/
投資初心者の方からすると、アナリストが
買い推奨でお勧めする株を買えば
儲かる安易に考えてしまいがちです。
実際に証券会社のレーティングの発表で
個別株が大きく値動くことはよくあります。
個人的な感想ですが野村證券とゴールドマンサックス証券は
注目度が高く株価を動かす傾向が強いように感じます。
しかし結論をお伝えさせていただくと個人投資家がレーティングの
発表後にその情報を信用して売買してももう手遅れです。
既に相場は織り込んでしまっています。
レーティングを参考にするのは構いませんが
基本的に証券会社が発表するレーティングは
全て無視していいと私は考えて投資をしています。
これは長く投資経験がないと気付きませんが
目標株価などを出している証券会社など実際には
その予想は、全く当たっていないからです。
レーティングは株価を上下させる要因ではありますが
その情報発表は一瞬で遅くそれを深く意識すると泥沼になります。
よって全く意識しない方が良いという結論です。
そしてここからは少し危険な話になりますが
証券会社の裏側としては、お付き合いある
企業の株価を、簡単に売り推奨など出来ません。
特定の企業に「空売り」の推奨を提示して
売り推奨された企業の株価が下落した場合
その企業はその証券会社に対してどう思うでしょうか?
過去に楽天が自社の評価を下げた
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の
アナリストを社内に出禁にした事があります。
【参考記事】
アナリストが発行する投資レポートが会社にとって
よい内容が書かれていれば株価の上昇にもつながります。
しかし否定的な内容が多く書かれていれば
株価が下がってしまうリスクもあるのです。
自社の株価(企業価値)を下げるような
アナリストと会社は仲良くしないでしょう。
逆を言えば上場企業がアナリスト個人を少し接待すれば
レーティングで適当に「買い」推奨することで
買い推奨の株価が上がる可能性もあるわけです。
東日本大震災の時に「東京電力」が暴落している際に何故か
東電の株価アウトパフォーム発表したひどい証券会社もありました。
一時的にそのレーティングに反応して
株価は上がりましたがその後に株価は下落しています。
何か裏があったと当時、私は感じていました。
証券会社のアナリスト(サラリーマン)が出す
レーティングなんて適当だと私は投資家目線考えています。
最近は、個人投資家も賢くなり
レーティングを参考にしない傾向も高まっています。
当たらない株価予想はいりません。
これまでは証券会社に株式のアナリストが
沢山いましたが会社も無意味という事に気付き
クビを切ったり別部署に移動させて削減方向です。
大手証券会社の中でも株式のアナリストは
少数精鋭で行っている事でしょう。
企業の分析なんてAI(人工知能)に
ほとんど切り替わると予想しています。
株価予想やアナリストのコメントは
投資のヒントになるかもしれませんが
一番重要なのは最終的な個人の投資判断です。
最終決定はご自身で決めて投資してください。
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