ヤマトが値上げを行う理由

株式会社サヤトレの増田です。

直近、クロネコヤマトの宅急便サービスが
値上げする事がニュースで取り上げられています。

ニュースで値上げの理由は・・・

「配達件数の増加で人件費をはじめとしたコストを
回収できる適正な運賃体系に改める」という内容です。

私は、上記のニュースを観て値上げを行う理由に
最初は、よく意味が理解出来ませんでした。

なぜならば通販での配達件数が増加すれば
普通に考えてヤマトはビジネスで儲かるからです。

どこの世界でも沢山量が増えると値上げではなく
値下げする方向が経済合理的には正しいからです。

またヤマトホールディングスの業績を
確認して欲しいのですがヤマトは
毎年儲かっている黒字の会社です。

おそらくビジネスの構造として大口法人顧客の
Amazon様の配送料のヤマトが割引し過ぎた結果
配達しても会社が儲からない料金構造になったのだと思います。

つまり「サービスの値段をつけ間違えた」のです。

沢山量を配送する事は、従業員の負担を大きくなり
従業員が辞めて配達を行う人手不足になり悪循環です。

モノやサービスの価格は、一度決定すると
提供側は、中々値段を変更しにくいものです。

しかし会社が利益を確保出来る値段設定にしなければ
長くサービスや事業を継続する事は、出来ません。

近年、時代の変化がますます早くなり
お客の購買心理や生活環境なども変化しています。

数年までは、1000円で利益が出たサービスが
数年後には、1200円じゃないと会社側が
提供出来なくなってしまうのです。

今回のヤマトが値上げを行うと個人で配送はもちろんですが
法人のAmazon側も負担が大きくなるとAmazonの商品が
値上がりして最終的にAmazonで買う個人の値上げにつながります。

2017年は様々なサービスが「値上げ」する年に
なるのではないかと個人的には、予想しております。

基本的に「値上げ」をすると会社は儲かります。

もし仮に配送1個につき10円値上げすれば
年間でヤマトは数十億件の配達をこなしているので
1000億円規模の利益が狙えるかもしれません。

新しい人件費も十分に確保出来て会社も儲かるでしょう。

投資家目線としてはサービスや商品を
値上げした会社の株価推移を注目すると
面白い法則性を発見できるかもしれないと考えています。

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