決算内容はコントロール可能

☆第1139号☆

株式会社サヤトレの増田です。

昨日、高機能版サヤトレに搭載した
直近決算日の銘柄を除外する機能がとても好評です。

■参考記事
http://sayatore.com/blog/2016/05/10/6593

■高機能版サヤトレお申込みフォーム
⇒ https://investars.jp/member/form-new.html

本日は、企業の決算を見る際に知って欲しい
ポイントについて書かせていただきます。

私自身過去に証券会社に勤めている会社員の時と
起業して自分が社長になった現在では
会社の決算における考え方は少し変わりました。

決算書を見て真の内容が理解できるようになった事で
株式投資の面白さが何倍にも引き上がったと思います。

企業決算について投資家側として知っておいて欲しい点は
決算書の数字は、ある程度会社側で操る事が出来るという点です。

虚偽記載をして粉飾することなく合法的に
会社を利益にしたり赤字にする事は可能なのです。

例えばですが・・・

「売り上げ」-「経費」=「利益」

上記の公式において売り上げをコントロールする事は
難しいですが「経費」をコントロールすることは可能です。

営業損益を黒字に見せたい場合は、経費に計上せず
赤字にしたい場合は経費を沢山使う事で利益を調整できます。

そして経費だけで調整できなくとも金融を活用する事で
「特別利益」や「特別損失」を発生させる事で
当期純利益の金額を調整する事が可能なのです。

短期的に大きく儲かった会社に対して
税金対策目的として証券会社や保険会社などは
節税対策の金融商品を販売提案しています。

一般的に会社の業績が毎年大きな黒字で
利益を出している会社は素晴らしい会社という認識が普通です。

しかし毎年大きな黒字の利益を出すという事は
その分、会社の利益が社員の給料になっていなかったり
未来の設備投資や研究開発費をかけていないケースもあります。

反対に大きな売り上げがあるにも関わらず
未来に投資して沢山経費率を使って準備を
行っている可能性もあったりするのです。

上記は、素晴らしい例ですが反対に売り上げの多くが
無駄に経営陣のゴルフや夜のお店の豪遊などの
遊びに消えてしまっているケースもあるでしょう。

決算書は、同じ事をやっている同業他社との比較や
過去の決算書の推移を確認してその会社の会社決算に対する
方針などを知る事がファンダメンタルとして大事です。

会社の方針として毎年確実に少しずつ黒字の数字を
伸ばしてして目標達成をしてきた会社がいきなり大きな
増益目標を発表すれば何か裏で稼げる策略があるかもしれません。

決算発表の際に毎度毎度、達成できない大きな目標を掲げて
一時的に株価を引き上げて、その後目標を引き下げる会社もあります。

会社の決算を赤字にするのも黒字にするのも
目標や経営計画など全て経営陣の方針次第です。

大きく利益を計上して税金を納める事は素晴らしいですが
Amazonのように稼いだお金を全額設備投資に充て続けて何年間も赤字

世界中で市場を獲得して、翌日届くような物流網を完成させ
街中の書店を潰したこれから利益を稼いでいく企業も面白いです。

会社は、赤字であっても株価は堅調なので
投資家は大きな恩恵を受けており文句を言いません。

毎年安定した利益を計上して内部留保が厚い企業が
株式投資に向いている企業とよく言われます。

しかしそのような条件でスクリーニングを行うと
Amazonのような戦略を取っている企業が出てきません。

時間がかかるために個人投資家で出来る方は
中々出来る方は少ないかもしれませんが企業の決算書は
過去を遡って中身をしっかりと見てみると面白いです。

それらの業務を個人投資家のかわりに行う
仕事が証券会社のアナリスト達です。

しかし私は優秀な彼らが推奨する
銘柄のハズレ率をよく知っています。

やはり銘柄選びは難しいのですね。

結局のところ投資する銘柄は読者様ご自身で
選定を行う事が一番大切だと私は考えています。

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☆☆☆ 編集後記 ☆☆☆
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朝から活動で働いていて、体の充電が切れて
自宅に帰りさっきまで寝てしまい今起きました。

自宅のパソコンでメルマガを書くと
頭は働かずに作業効率は1.5倍です。

仕事は、オフィスでして
休むのは、自宅とメリハリが大事ですね。

私にしか回答出来ない投資に関する
お問合せが溜まっておりますが明日まとめて
返信させていただきますので少々お待ちください。

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