【サヤトレ通信　第1561号】

株式会社サヤトレの増田です。

昨日のメルマガにて読者様から
次のようなご意見をいただきました。

とても良いご意見だったのでメルマガにて
取り上げてさせていただき私の考えを
お届けさせていただきたいと思います。

■コインチェックからNEMを盗んだ犯人は捕まる？
http://sayatore.com/blog/2018/01/29/8124

メルマガへのご意見
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コインチェックは、　盗まれたネムだけでなく、
彼らが保管しているはずの、客の現金や他の仮想通貨も、
引き出せないようにしているとのことでした。

これが大変な不安と不満をあおっており、
勝手に財産を差し押さえられて、
このまま返されないのではないか、
という不安が広がっているのではないでしょうか。

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上記の読者様からのご意見は
非常に正論でごもっともでございます。

私も同じように感じています。

盗まれたNEMが拘束されるのは仕方ないとして
その他の関係ない通貨は出金させて欲しいのは
多くの方が感じている不満だと思います。

しかし経営的な面からコインチェックの肩を持つと
今回の大事件の詳細がはっきりとするまでの間
全ての資金をロックする対応も会社の財務状況によって
間違っていない選択であるとも感じています。

その理由に関しては昨日と同様の内容になりますが
「会社を倒産させない」事が一番の要因です。

「株式会社」という制度は会社を「倒産」させる
事によって全てをリセットする事が出来ます。

会社の倒産は、人間に例えると死です。

病気や大ケガであれば時間をかけて
正しく治療すれば治ります。

しかし超ハイスペックで優秀な人物（会社）でも
一線を超えて死んでしまったらおしまいです。

コインチェックの財務状況は非公開なので
何とも言えないですが預けている投資家としては
「倒産」は絶対に避けて欲しいのは皆同じでしょう。

今からコインチェックは投資家に対して
自己資金で500億円の損害賠償を行います。

もし今、出金を解除して大量の資金が会社から流出して
取り付け騒ぎになれば全員がバッドエンドの可能性もあります。

今、出金出来るようにすれば大量の資金が
一気にコインチェックから流出するのは確実です。

一度停止している現在の出金制限の解除に関しては
慎重に考えて判断した方が良いと個人的には感じます。

何度も繰り返しますが今、コインチェックに
「やっぱり返せるお金無いよ！」と開き直り
倒産宣言されたら預けている投資家の資産は返ってきません。

それだけは全員共通して避けたいリスクですね。

またここからは、私から読者様への問題提起です。

今回の事件のように自分のお金が他の誰かの
リスクや失敗によって資金拘束されたり
移動が自由に出来ない事を不便に感じませんか？

■銀行に預けているお金を自由に出金出来ない

■出金する際にいちいち使い道を聞かれて止められる

■高額の送金が自由にできない

■海外企業への送金が自由に出来ない

金融機関に沢山お金を預けている方ほど
上記のような不満を多く経験しています。

また金融機関の話だけではなく
「国」に関してもこれは同じです。

今、私達が使っている「お金」のほとんどは
「中央集権化」されて全て誰かに握られているのです。

中央集権化されたお金を嫌い
誰にも管理されない「非中央集権」を
目指して作られたお金がビットコインです。

世界中にいるビットコイン信者の多くは
政府や金融機関の勝手によって価格を動かされたり
移動を制限拘束される事を嫌がりビットコインを持っています。

自国の政府が発行する通貨や金融機関よりも
「予めルールが決まった電子プログラム」を信頼して
資産を保有したい考えが世界で芽生え始めているのです。

今後、誰にも管理や制限される事のない
「非中央集権」というテーマはこれから
世の中で浸透していき流行っていくと感じています。

読者様は、お金を中央集権で管理されたいですか？

それとも非中央集権の資産を望みますか？

一度考えるきっかけにしてはいかがでしょうか？