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☆第1171号☆
株式会社サヤトレの増田です。
昨日のメルマガでお伝えしました通り
本日イギリスがEU離脱か残留を巡る
国民投票の結果、金融市場は大きく荒れております。
■参考記事 イギリスがEUを抜けたい理由とは
http://sayatore.com/blog/2016/
市場予想としてはEU残留濃厚でしたが
結果は、EU離脱という決定となっています。
その結果、為替は一時１ドル＝99円近辺
１ユーロ＝109円台まで円高となり日経平均も
前日比1286円（7.92％）安と大暴落です。
読者様のポジションは大丈夫でしたでしょうか？
私自身の投資戦略は、両建てなので
無傷どころか全体的には儲かっています。
サヤトレLS会員に公開している
マーケットニュートラル戦略は
少しだけ傷つきましたが全然問題ない程度です。
■サヤトレLS申込みはこちら
https://sayatrade.com/entry/
イギリスという遠い海外の国の問題でも
為替が変動する事によって日本の株式市場も変動します。
経済はグローバルに繋がっています。
日本株に投資を行っている個人投資家も
世界経済の情勢を把握しておかないと
本日のようにおもわぬ損失になってしまうかもしれません。
相場が荒れると個人投資家は損する方が多くなりますが
本日は、証券会社側も場合によっては損をするという
内容をお届けさせていただきます。
一般的な日本の証券会社のビジネスモデルは
投資家の売買による「手数料」による収入です。
投資家が株や為替などを買い・売りする際に発生する
売買の手数料収入が証券会社の利益となります。
よって証券会社側からすると大きな金額で
何度も繰り返し売買の取引を行なってくれるお客様が
一番手数料を落としてくれる良いお客様となります。
過去証券会社の売買手数料は非常に高かったのですが
ネット証券の登場によって近年、手数料は大幅に下がり
これ以上下げる事が出来ないくらいまで安くなりつつあります。
証券会社側は、投資家が売買をしてもらうために
色々と経営努力を行なっているのです。
そんな証券会社が本日のように金融市場が
大きく変動する際に気をつけなければならないのが
個人投資家の損失の際に発生する「追証」です。
投資の世界では、保有している現金以上に
金融商品に投資する事が出来ます。（レバレッジ制度）
レバレッジ制度のおかげで個人投資家は
小額の資金でもリターンを狙う事が出来ますが
相場が予想とは逆に動いた場合は大きな損失になります。
その相場の変動が急激で大きい場合は
投資家の入金している口座内の資金以上の
損失になってしまうケースもあるのです。
大きなレバレッジをかけて投資を行っていると
証券口座に100万円の資金は損失で全て無くなくなり、かつ
追加で100万円入金してくださいという状況も発生します。
上記のような状況になった際に追加で100万円を
入金してくれる投資家であればいいのですが
虎の子100万円で投資していた方の場合ですと
追加で100万円を用意することが出来ません。
そのような場合、顧客の投資による損失を
証券会社が負担するという形になってしまうのです。
基本的に証券会社ではお客が損しても得をしても
手数料商売ですので会社の損益に関係はありません。
しかしあまりに価格の変動が大きく証券口座内の証拠金以上に
マイナスが発生すると証券会社は、投資家から追加のお金を
回収しなければならない大きなリスクが発生するのです。
過去リーマンショックでは投資家から追証を回収できずに
経営が大きく傾いた証券会社も多くあります。
最近では2015年のスイスショックにて
全財産を失い追加で数千万円単位の追証を請求されて
証券会社との裁判が続いている個人投資家も多くいます。
相場の大きな変動は、個人投資家だけでなく
追証が発生して回収出来ないリスクもあるので
証券会社にとっても大きなリスクになるのです。
証券会社もこのように過去の経験を活かして
事前に相場が大きく変動する可能性が高い場合は
通常よりも証拠金の金額を上げるなど取り組みを行なっております
読者様の使っている証券会社からも
メールで通知が届いているのではないでしょうか？
「イギリスの国民投票に関する必要証拠金に関するお知らせ」
上記のようなタイトルのメールです。
中には一定期間ポンド関連の売買を
停止している証券会社もあります。
金融市場の大きな変動は、個人投資家だけでなく
証券会社にとっても大きなリスクになるという事をご認識ください
またこのような変動が読めない相場で
FXを行う場合、海外の会社を使う事もお勧めです。
日本では口座にあるお金以上の
マイナスの損失も投資家の責任という認識です。
しかし海外では違います。
口座内のお金以上に損失が発生した場合は
強制ロスカット出来なかった証券会社の責任という認識です。
個人投資家にとっては日本のルールより
海外のルールの方が良心的と言えるでしょう。
もちろんその分、売買手数料などにコストが乗っていますが
日本語対応している外資の会社も増えているので
「海外は追証がない」と覚えておくといいかもしれません。
■追証のない海外FX会社
http://investars.jp/about/xm.
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☆☆☆ 株式市況 ☆☆☆
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【株式市場】
日経平均 ?14,952.02 －1,286.33(－7.92%)
JPX日経400 10,869.19 －856.11(－7.30%)
TOPIX ?1,204.48 －94.23(－7.26%)
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■本日の400N倍率チャート（
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☆☆☆ サヤ取り戦略の応用 ☆☆☆
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☆☆☆ 編集後記 ☆☆☆
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本日、タイミング悪く取引先の証券会社に
定期面談の訪問に行ってきました。
私が過去勤めていた総合証券会社では
このような暴落の日は、顧客対応に追われて地獄です。
しかしさすがネット証券！
本日も特に変わりなく社内はとても静かで
社員の方々もニコやかに通常営業でした。
相場の上下に忙しさも左右されず仕事が出来る方がいいですね。
最近は、私が付き合いのある金融機関から仕入れた情報を
付き合いの金融機関にシェアしたり個人投資家目線での
意見を金融機関に伝える機会を増やしております。
5年先か10年先か分かりませんが
今後の金融機関の流れが私には見えています。
日本の金融が世界で戦えるような高いレベルになれば
日本は最強の国になると思いませんでしょうか？
私達投資家の手で日本の金融を良くしていきましょう。
一週間お疲れ様でした。
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