政治とビジネスの違い

株式会社サヤトレの増田です。

自国利益優先主義に走るアメリカから
本日は、「政治」と「ビジネス」の
違いについてお届けします。

みな様もご存知の通りアメリカの大統領が
トランプ氏に代わり彼の政策や発言において
世界中の国や企業が右往左往している状態です。

トランプ大統領がツイッターで企業を名指しで
批判すれば、その会社の株価は下落します。

世界一の権力者と言えるでしょう。

トランプ氏はアメリカの不動産業で
大成功したビジネスマンです。

資本主義社会という競技において
トランプ氏は、オリンピック選手です。

ビジネスと政治は、共通している部分も
多くありますが根本的に異なる点が
それぞれが持つ役割の違いです。

「企業・ビジネス」が持つ最大の役割は
良い物やサービスを作り利益を産み出す事にあります。

ビジネスは、良いサービスで儲ける事が重要なため
損となる部分を切ってしまう事も時には必要です。

会社が赤字になり立て直す場合には、残念ながら社員を
リストラしなければならない事もビジネスではあるでしょう。

そうしなければ本体ごと傾いて
転覆してしまうリスクがあるからです。

■参考記事
東芝が原子力事業を損切りしなかった結果

しかし政治における最大の役割は
企業と違って「利益」ではありません。

政治の最大の役割は、国を平和に治め
国民を苦しませない(豊かな生活)事です。

この事を経済用語で「経世済民・けいせいさいみん」と言います。

経世済民を目指す場合にビジネスと違う点は
利益がでない事に対しては損切りが出来ません。

例えば、街中にある図書館や美術館などの施設を
運営するコストを考えた場合、普通赤字になります。

会社経営であれば潰す事になってしまいますが
政府の役割は、経世済民なので図書館や美術館の
運営は別に赤字でもかまいません。(儲ける気はない)

その図書館や美術館を利用する国民が
ハッピーで豊かになればいいのです。

そのためにみんなから集めた税金を
どこに配分することが国民にとって
ハッピーになるのかを考える事が大切です。

しかし現実的に国が豊かになるか
貧しくなるかの問題において
その原因のほとんどが「経済」です。

その国の経済が発展成長して国民の所得が上がり
年々生活が豊かになっていけば、多くの問題が解決します。

その国の経済が悪いと全部がダメになってしまうのです。

しかし行き過ぎた利益主義を政治で行うことは
政治の目的を見失ってしまっていると言えるでしょう。

アメリカ大統領は、ビジネスマン傾向が強く
今後は、自国利益主義の政策を取ります。

ビジネスと政治の目的が異なる事は
トランプ大統領自身は分かっているでしょう。

政治の目的は、経世済民である事を国民が
理解しているのかという点の方が重要かもしれません。

上手くお伝え出来たか分かりませんが
ようはバランスが大事という事です。

■ビジネスの目的
良い物やサービスを作り利益を得る

■政治の目的
国を平和に治め国民を苦しませない(経世済民)

【あとがき】

今後のアメリカは、自国にお金が入るように
経済を良くして利益を稼ぎに行く方針ですが
その考えは、基本的に今の日本も同じです。

具体的な政策内容は、当たり外れがありますが
今の政府は「経済」を中心に良くしようと考えています。

ただ上手くいっていないだけです。

これまで一般的な経済の理論を使って円を沢山刷り
マイナス金利など斬新なアイデアを実践しています。

しかし進化している歴史上かつて誰も経験のない
グローバル経済に対応できていないのです。

何をそうしたら金利や物価が
思い通りの方向に推移するのか?

誰にも分からないのです。

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