バブルの正しい知識について

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「バブル」をテーマにお届けします。

今の世界中の株式や東京の不動産
暗号通貨(仮想通貨)など投資対象の
価格が日々上昇を続けている今

改めて「バブル」について知識や情報を
持っておくと役に立つかもしれません。

一般的によく言われる「バブル」の定義を
確認すると「急激な価格の上昇」を
バブル経済と呼ぶケースが多いです。

しかし急激な価格上昇であったとしても
実体経済に見合った適切な上昇であれば
それは決してバブルではありません。

Apple・Amazon・Googleのように
比較的短期間で世界企業になった会社の
株価上昇はバブルと言えないイメージです。

アメリカの元FRB議長のベン・バーナンキ氏は
「バブルとは、終わってみないとそれがバブルであったのか、
それとも経済のファンダメンダルズを表したものであったのかは解らない」

上記のように述べています。

バブルの識別は事実上不可能であると述べているのです。

私も基本的に同じ考えです。

株価のような金融商品は「先行性」という特徴があり
今現在の価格は6か月~1年後を反映した値段がついています。

1年後の事なんて誰にも分かりません。

今、上昇している価格が1年後を
見た場合に本当に適正価格なのか?

価格が上昇している途中では
バブルかどうかは分からないのです。

直近の世界の株高をバブルと述べる
金融の専門家もいますが結局のところ
その人の個人的な1年後の未来予想です。

ここからは私の個人的な考えですが
バブルに関して言える重要ポイントがあります。

大幅な価格上昇がバブルかどうか分からないと言っても
同じ投資対象の中で相対的に比較する事で
個別のバブルはある程度分かるという事です。

この原理を活用しているのが
平均回帰を狙ったサヤ取りです。

トヨタとホンダに大きな経営の差が無い状態において
トヨタ株だけがホンダに比べて何倍も上昇していれば
それはトヨタ株バブルではないか?と想像できます。

東京の不動産価格がガンガン上がっている中で
すぐ隣の埼玉の不動産価格が変わっていなければ
東京土地バブルと判断できるかもしれません。

投資対象全体でバブルかどうかの判断は難しくても
同じ投資対象グループの中であれば価格推移を見れば
ある程度、個別のバブルを判断する事は出来るのです。

同じグループに属している投資対象のサヤが
理由なく大きく開いた場合は、どちらかの方向に
いずれサヤ寄せしてくるイメージです。

【まとめ】
■投資の価格は1年後の値段

■1年後の未来は予想できない

■バブルは終わってみないと分からない

■同じ投資対象の中であれば個別バブルを判断する事は可能

以上、バブルについてまとめました。

ご参考になれば幸いです。

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