【サヤトレ通信　第1716号】

株式会社サヤトレの増田です。

本日は昨日のメルマガに続いたテーマとして
「経営の失敗と投資詐欺の違い」をテーマにお届けします。

■参考記事
sayatore.com/blog/2018/09/13/8476

まず先に結論をお伝えしておくと・・・
「経営の失敗」と「投資詐欺」の違いの
明確な定義は、私には分かりません。

おそらく明確に答える事が出来る
弁護士もおそらくいないと思います。

最初から全てがウソの場合は詐欺ですが
実際のビジネスの世界では本当とウソが
複雑に混じっているのがほとんどだからです。

最初は本当だったけれど、ある時を境に状況は変わり
少しずつウソが混じっていくようなイメージです。

例えば野心的な起業家が
「Amazonを越える世界一の通販会社を作ります！出資してください！」

上記の投資話にエンジェル投資家が
起業家に1億円出資したとします。

出資を受けた起業家は、毎日朝から晩まで
Amazonに勝つための通販サイトを作り
寝る間も惜しんで頑張って働き続けました。

しかしその結果・・・
残念ながら事業は軌道に乗せる事は出来ずに
投資してもらった1億円は底を付いてしまいます。

出資したエンジェル投資家はその起業家に対して
「ウソつき野郎！」と起業家に対して訴えますでしょうか？

ビジネスの世界では当初の事業計画通りに
全てが進むなんて普通はあり得ません。

オリンピックで金メダル取りますと
宣言しているスポーツ選手に対して
メダルを取れなかった時にウソつき
呼ばわりする人がいないのと同じです。

しかし「Amazonに勝つ」と言って
投資してもらった1億円を使って
その起業家が通販サイトすら作らずに
毎日、遊んでいたらどうでしょうか？

投資家からすれば、話が違うと怒りますよね？

また1億円投資してもらった最初の6ヶ月は
全力で頑張っていましたが、途中で起業家は飽きて
情熱は消えてサボり始める事もよくあります。

最初は本当だったのですが
途中でウソになるケースです。

「経営の失敗」と「投資詐欺」の違いは結局の所
投資を受けた側が真面目に真っ当に頑張っているか？

線引きは凄く難しく人それぞれですが・・・
頑張ったけど結果が出ないのは残念ですが
仕方がないと私は、考えています。

もし読者様が本日の記事の内容を
よく理解出来ない場合は「投資」という
定義についてよく考えた方がいいでしょう。

経営なんて成功する確率の方が低い世界です。

ベンチャー企業への投資はもっての外です。

「経営の失敗」と「投資詐欺」の違いについて
読者様はどうお考えでしょうか？

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