【サヤトレ通信　第1645号】

株式会社サヤトレの増田です。

本日はチャート分析の設定をテーマにお届けします。

読者様はチャート分析をする際に
表示するチャートはどのような
設定で表示していますでしょうか？

投資戦略や投資対象によって異なると思いますが
チャート分析は投資においてとても重要です。

私は、確認するのは日足を基本に・・・

■ローソク足

■移動平均（短期・中期・長期）

■RSI

上記にトレンドラインを引く感じです。

私は、出来るだけ同じチャートを繰り返して
見続ける事で変化や法則性に気付く可能性が
高くなると考えています。

最近の証券会社が提供しているチャートソフトは
高機能でユーザー好みの設定でカスタマイズ可能です。

ユーザーの好みに合わせられるという事は
メリットですがその一方で最適な設定数値を
投資家は、探してしまい深みに嵌りがちです。

よくサヤトレのサヤ移動平均線の日数や
相関係数などの設定において細かい条件を
お客様からお尋ねいただきます。

繰り返しお伝えしておりますが最適な
条件など存在せず時と場合で変化します。

少し乱暴な言い方になりますが
移動平均線の設定値においても
20日と25日の差に大きな差はありません。

相関係数も同じで0.7と0.8で投資結果が
大きく変わる事もほとんどないです。

カスタムできるほどに条件は
無限に存在してユーザーを悩ませます。

自分の設定した数値が良くないと考えますが
上手くいかない場合には数値や設定のせいに
してしまいがちですが原因は他にあるかもしれません。

選択肢が多くなると混乱する事から
何かを選んだ後は、捨てる勇気も大切です。

私は、スキャルピングやデイトレは一切行いません。

スイング（1週間～数か月の中長期）と
1年以上の長期運用がメインです。

そんな私にとって「分足」の機能は必要ありません。

これまで過去にFXなどで5分足や10分足など
短期的なチャートを見てその気になって
仕掛けてしまいどれだけ損してきた事でしょう。

私は、日足だけ見ていればいいのです。

「日足」のみを確認して底値付近で買い
「日足」のみを確認して高値付近で売る

もしくは上記の逆である程度のタイミングで
適当に仕掛けて数日放置する投資の方法が
私の性格上、あっています。

陸上選手で短距離と長距離のどちらも
走れる人が中々いないように投資でも
自分の得意な距離を見つける事が重要です。

株式投資の場合は平日の9時～15時と
限られた時間でしか売買が出来ません。

その時間にデイトレが出来る生活をしていないのであれば
株式投資は全てスイング以上の保有期間となる事でしょう。

必要ない機能は一切無視する事で
投資の精度が高くなるかもしれません。

読者様が実践している
「投資戦略」と「保有期間」

上記をしっかりと定義出来ているのであれば
必要のないチャートの機能は全て除外しましょう。

余計な情報は、一切取り入れる必要はないのです。

最初に選べる選択肢は多い方がいいです。

しかしその中から自分で何かを選んだのであれば
選ばなかったその他の物は全て捨てる勇気が
投資においては、必要ではないでしょうか？

ご参考になれば幸いです。