株式会社サヤトレの増田です。
本日は、ロングショート戦略の
実践応用についてお届けします。
私の友人のトレーダーがよく使う投資戦略です。
勝手に投資戦略の名前を付けさせていただきました。
「収益Lockエリオットロングショート」
簡単に手法の解説を行うと投資対象はFXで
エリオット波動を使い、独自のラインを引き
つなぎ売りで両建てさせてスイング保有で波を取る戦略です。
例えばドル円をロング(買)して
10万円の評価益が出ているとします。
その際にエリオット波動の転換点で
ショート(売)に切り替える際には
通常は、保有しているロングを決済して
ショートを新規に仕掛けるのが一般的です。
上記は、片張り投資では普通によくある事です。
しかし友人の戦略では評価益が出ている
ロングのポジションを決済しません。
ロングのポジションと同じ数量のショートを入れて
同一銘柄を買いと売りの両建て状態にするのです。
上記のような持ち方をした場合に実質どうなるかと言えば
ロングで仕掛けた際の評価益の10万円が確定収益として
Lockされた状態になります。
その後、相場が大きく変動しても同一銘柄で
両建てしているので価格変動リスクは一切発生しません。
評価益10万円の状態がLockされ続けるのです。
そして両建て状態から新規にショートを入れて次の波を狙います。
エリオット波動の一つのサイクルをロングと
ショートで両建てしながら取りに行くイメージです。
上記の投資戦略を聞いた際に投資経験が
ある方ほど次のように考えるでしょう。
「それ両建てしている意味ある?実質、片張りと同じじゃない?」
その疑問は、正論です。
しかしこの手法では両建てしている意味は大きくあります。
その最大の理由は投資家という立場において常に
「心理的優位な状況を確立し続けることにあります」
エリオット波動は、そのサイクルが重要です。
もし仮にエリオット波動の波を片張りで
綺麗に全て取る事が出来たとすれば問題ありません。
しかし一度確定した利益が口座に入り
再度、新規に仕掛けを行う心理的状況と
すでに前の波が獲得した評価益を抱えた状態で
次の波を取りにいく心理状態は、異なります。
スポーツで例えるとこちら側が点差で
優位に立っている時は、思い切ったサーブや
プレーなどが可能になるのと同じです。
エリオット波動の1サイクルを一つの勝負と考えた場合に
常に評価益を確認しながら圧倒的有利な
心理状況を作り続けて事前に設定した売買ルールに従い
ロングショートで収益を確定しいく投資戦略です。
私とは、長い付き合いの友人の
個人投資家で投資の実力は本物です。
色々と教えてもらう事も多く
日々、勉強させてもらっています。
私は、ロングショート戦略を行う際に
同時仕掛け、同時決済する事がほとんどですが
今回の事例のように現在の損益状況をLockして
冷静な立場で投資を継続する際にも両建てを活用する事は可能です
ロングショート戦略や両建て売買の
活用の一つとしてご参考になれば幸いです。
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