株式会社サヤトレの増田です。
本日、日経平均株価は2万円を突破しました。
サヤ取り投資を行っている投資家には
あまり関係のない話かもしれませんが
世の中多くの個人投資家は空売りをしていません。
株式投資=株を買う
上記が普通なのでバブル以降に投資を始めた
多くの個人投資家が儲かっているでしょう。
私個人は、みんなの夢と希望の2020年が
終わった後の日本経済がとても心配ですが
水は差さずに今は、株価の上昇を喜んでいます。
本日は多くの個人投資家が意識していない
「時価総額」をテーマにお届けします。
よく投資初心者の方が間違いやすい
ポイントとして株価の価格があります。
■銘柄A:株価100円
■銘柄B:株価1,000円
■銘柄C:株価10,000円
上記の3銘柄があった場合に銘柄Aの株価は
銘柄Cに比べて安くてお得と考えてしまうのです。
しかしこれは間違いです。
株価の価格(値)をみてもその株
重要なポイントですが株価の価格(値)だけをみても
その企業の株価が高いか安いかは全く分かりません。
株価の価格は、その会社が望めば
株式分割や株式併合を行う事によって
意図的に株価を自由に変更する事が出来ます。
株価100円の銘柄Aの企業が
株価1,000円くらいにしたいと思えば
株式併合をすれば株価1,000円に出来ます。
反対に株価1万円の銘柄Cが
株価100円にしたいと思えば
株式分割をすれば株価100円に出来るのです。
つまり株価の値は、あまり意味がないのです。
そんなときに私が参考にするのが企業の価値を
判断する際に最も重要となる「時価総額」です。
時価総額を求める公式は・・・
「株価」×「発行済み株式数」=「時価総額」
時価総額を見ると株価の値に関係なく
その企業の本当の価値が分かります。
■時価総額ランキング
http://www.nikkei.com/markets/
例えば、時価総額ランキングの上位に聞いた事もない
ベンチャー企業が入っていたとしたらどうでしょうか?
ホンダとキャノンの間にベンチャー企業が
ランクインして入っていたらおかしいですよね?
仮にそのベンチャー企業の株価が100円と
価格が低かったとしてもその株価100円は
非常に割高な株価であると私は考えます。
株式投資の場合、一般的にPERやPBRで
株価の割高割安を判断するケースは多いです。
しかし上記のような指標は、銘柄によっては
全く機能しないといっていいほど平均値を乖離して
あまり参考にならないケースも多いです。
そんなときは企業の時価総額を確認する事で
今の株価水準が高いか安いかを判断する
銘柄選定の材料になるかもしれません。
なお現在の東証1部全体の時価総額は
日経平均の歴史上4万円の最高値をつけた
1989年のバブルの時代とほぼ同じ水準です。
日経平均株価は2万円を半分ですが
企業全体の総価値は同じなのです。
1989年のバブルがいかに間違った高い価格が
ついていたか分かるのではないでしょうか?
もしくは今の日経平均株価2万円はバブルで
私達が気づいていないのかもしれません。
以上、投資のご参考になれば幸いです。
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