株式会社サヤトレの増田です。

いつか書こうを思いながら・・・
プレミアム版にしようと思っていたテーマを
読者様から希望があったので本日お届けします。

本日のテーマは「投資とＡＩ」についてです。

直近14歳プロ棋士の藤井聡太さんが
連勝記録を伸ばしていたことで有名になりました。

将棋は「二人零和有限確定完全情報ゲーム」と
呼ばれ勝敗に「運要素」が一切介在しません。

つまり100％実力勝負のゲームです。

麻雀で素人がプロに勝つ事はあっても将棋で
素人が運良くプロに勝つとかまずあり得ません。

そして将棋は理論上無量大数以上の
全てのパターンを1手から詰みまで
全通り読みきれば確実に勝つ事が可能です。

将棋で勝つためには多くの計算処理をして
先の手を読みながら今の状況で最善な1手を
常に差し続けることが重要なポイントです。

多くの計算処理をする事を考えた場合
「人間」が「機械」に勝てると
読者様は、お考えでしょうか？

毎日パソコンいじっている私からすると
人が機械に計算処理能力で勝つなんて不可能です。

100円の電卓にすら勝てません。

ＡＩ（人工知能）を開発をしている
グーグル傘下の英ディープマインド社は
「アルファ碁」という囲碁のロボットで
世界最強棋士を完全敗北させています。

よりＡＩを強くするため人間では弱いので
自社で開発したアルファ碁のプログラムを使い
「ＡＩ」ＶＳ「ＡＩ」のロボット同士で勝負しているのです。

「ＡＩ」ＶＳ「ＡＩ」の棋譜が公開されているのを
人間のプロ棋士が見たところ、これまでの定石では
あり得ない見たことない手でロボット同士は、戦っています。

従来、プロ棋士（人間界）では悪手といわれている手を
ＡＩ（ロボット界）差して戦い、あまりに高度で強すぎて
人間には何やっているのか分からないのです。

これまでの歴史の中で人間のプロが計算して築き上げてきた
定石も無量大数のパターンから見るとほんの一例に過ぎないのです。

ここ最近ＡＩの研究は一気に加速しています。

もちろんこのＡＩの分野は
投資の世界にも入っています。

過去に発生した様々な情報を全て機械が学習して
勝てる投資分析を行うようになっているのです。

これまで投資の人間界で一般的に言われてきた

「ＰＥＲが安い銘柄は買い」
「ゴールデンクロスしたら買い」

上記のような一般論もＡＩからすると
間違っている可能性が十分にあるのでしょう。

投資の世界は、囲碁や将棋のように
100％実力の世界ではありません。

不確定要素が多い分、投資のＡＩ活用は
研究に時間がかかりますが今後機械・ロボットを
投資に活用するケースは多くなってくることでしょう。

最後に私達個人投資家が考えるべき重要なポイントは
「人」が「機械」に計算や分析で勝つ事ではりません。

「投資に強い機械を上手く使いこなす」事です。

機械・ロボット・ＡＩを作るのも使うのも人間様！

上記のような機械が存在している事を正しい情報として知り
上手く使える人間が今後、投資の世界で勝つのではないでしょうか？