【サヤトレ通信 第1632号】
株式会社サヤトレの増田です。
日本大学のアメフト部の学生が試合中に
悪意を持った反則行為で無防備な選手に後ろから
タックルをしてケガをさせた事が話題になっています。
私もプレーの動画を観ましたが
背骨が折れていてもおかしくないほど
悪意を持った危険な行為だと感じました。
この危険行為に関しては、監督が指示したとか
していないとか色々と情報が出ています。
私は、この反則をした学生は何を思って
どんな気持ちで実行をしたのだろうか?
もし自分だったらどうするかまで考えました。
スポーツの世界ではありますが社会人や
ビジネスマン・投資家の私達にとっても
色々と考える事が多いのではないでしょうか?
今、問題になっているスルガ銀行の
シェアハウス「かぼちゃの馬車」への
不正融資についても似ていると思います。
社長が「相当数の社員が認識していた」と
認めているのでこの件に関してスルガ銀行員は
自分が悪い事をしていると認識した上で
上司などの決定に従い対応していたのです。
自分が勤めている会社の上司や社長の指示で
モラルの欠いた行為を行ってしまった会社員は
表に出ていないだけでは沢山いるのではないかと感じます。
会社という組織に所属して生活をしている人は
上司や社長は、その社員の人生を
大きく左右させる権力を持っています。
上の立場の決定に歯向かう事によって
自分の人生が不利になってしまうかもしれません。
これは、どうあがいても残念ながら事実です。
私が過去に勤めていた総合証券会社の
メインのお客様はネット注文が出来ない
高齢のおじいちゃん・おばあちゃんです。
中には、ボケかけたお客も沢山います。
上司「今日で半年経ったから〇〇さんゴロっとやっていいからな。
モラルを欠いた金融商品販売の手数料目的の
営業を上司の指示で行う銀行・証券の営業は
私の知る限りでも、かなり沢山います。
もちろんそのような行為を行う営業員も
元々は、そんな事をしたくて金融機関に
就職したわけではありません。
しかし自分の生活や家族を守る中で
少しずつ業界に染まり、最初は無しだった
行いのハードルが少しずつ低くなります。
4~5年もして業界に染まってしまえば
反則行為でも法律に反していなければ
違和感が無くなってしまうみたいです。
金融業界で仕事を行う営業は高い倫理観と
モラルを持った誠実な人ではないと危険です。
読者様が会社や組織に所属している際に
自分の人生を握っている上の立場の人から
モラルに反する行為を促すような指示がありました。
その時に読者様はどう行動しますか?
無防備な相手に反則タックルをしますか?
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