【サヤトレ通信 第1634号】
株式会社サヤトレの増田です。
本日は「予測市場」をテーマにお届けします。
「予測市場」を簡単に説明すると
未来の出来事を予測して、その予想が
当たれば倍率に応じた配当が貰える仕組みです。
日経平均先物取引やオプションの仕組みと少し似ています。
分かりやすく例えると・・・
一か月後の日経平均の値段を
市場参加者全員で予想をします。
本日の日経平均の終値が22,960円です。
読者様は1ヶ月後に日経平均が
20,000円を下回ると予測しますでしょうか?
High&Lowの2択の場合おそらく
High(20,000円を上回る)を選択すると思います。
Highを選択するには掛け金が必要です。
もしその予測が実際に当たれば倍率に
応じた配当が貰えるのが予測市場の仕組みです。
予測が外れたら掛け金が没収されます。
また配当倍率の仕組みとしてHigh賭ける人が多いほど
Highの配当倍率が低くなり、
投資家が賭けるベット金額に応じて
HighとLowの配当倍率が日々変わるのです。
お察しの方も多いと思いますが
競馬のオッズと同じ仕組みが予測市場です。
人気の馬は、倍率が低くなり
人気の無い馬は、倍率が高くなります。
競馬に詳しくない人であったとしても
その馬のオッズ(倍率)を確認すれば
世の中の多くの人(正確には資金量)が
どこに賭けられているか分かるでしょう。
そして競馬の成績をみても分かる通りに
その予測市場は多くの場合が的中します。
沢山の人が予測に参加し外れれば没収という
リスクを取って本気で分析した予測は
かなり高い精度は高くなります。
この予測市場の原理を金融市場に取り入れて
投資家が本気で分析して参加すれば非常に有用な
未来経済の「予測市場」になると私は考えています。
例えば・・・
■今後、銀行業全体の株価は上がるか下がるか?
■今後、〇〇テレビの視聴率はどうなるか?
■今後、総理大臣は辞任するか?
■iPhoneの新型は売れるか?
などなど
一見、株価と関係ない予測であったとしても
世界経済は、色々な事象で全て繋がっています。
どの馬が勝つかの予測市場は経済に役立ちませんが
業界に関するような予測市場のデータは非常に有用なのです。
日本において予測市場の分野は賭け事扱いになる
可能性が高く実現する事は出来ませんが海外には
ブックメーカーというサービスがあります。
完全にギャンブルなのですがビッグデータの
重要性が高まりつつある現代においては
そのオッズは未来を予測する重要なデータです。
予測市場のプラットフォームを支配出来た会社は
今後、莫大な収益を上げるビジネスに成長するかもしれません。
また世界中にある予測市場関連のデータを読み込み
AI(人口知能)などが分析を行う事で経済の未来は
かなり高い確率で予測する事が出来るのではないでしょうか?
先物やオプション取引をやっている方は
予測市場の考え方を理解すると投資戦略を
組む際に役立つかもしれません。
運用・投資戦略のヒントになれば幸いです。
投資で損しているあなた!株価が下がっても儲かる投資法ご存じですか?
当メディア「サヤトレ通信」では、投資初心者の方にも分かりやすくサヤ取り投資や金融経済などお金に関する情報を発信しています。
元・証券会社 → 現・IT企業経営&投資家が運営しているメディアです。
投資で損をしている方は、株価が下がっても儲かる投資法「サヤ取り投資」をお試しください。
まずは、こちらのサヤ取り投資入門レポートをご覧ください!