【サヤトレ通信 第1656号】
株式会社サヤトレの増田です。
本日は「ユニコーン企業」をテーマにお伝えします。
ユニコーン企業とは、株式の時価総額が
10億ドル(約1100億円)以上で非上場の
ベンチャー企業を意味する言葉です。
昨日、上場しましたがメルカリが
まさしく日本のユニコーン企業です。
読者様は、日本には現在何社の
ユニコーン企業があると思いますでしょうか?
ヒントですが世界のユニコーン企業の数をみると
アメリカで116社、中国では65社あると言われています。
そんな中で今、日本にある
ユニコーン企業の数はなんと・・・
0社です!
日本にはメルカリ1社しかないので
昨日の上場で無くなってしまいました。
アメリカで116社、中国で65社ある
ユニコーン企業が数年後には株式上場を行い
世界進出して日本に上陸してくる事でしょう。
選手層厚いですね。
そんな中で日本は0社という状況です。
よく日本ではベンチャー企業が育たないと言われます。
私が日本でベンチャー企業が育たないと考える理由を3つ
(1つは、サヤトレ通信プレミアムにて)お届けします。
【日本でベンチャー企業が育たない理由】
■その1 起業する母数が圧倒的に少ない
単純に会社を立ち上げる起業家の数が
日本では少ないというのが単純な理由が
最も大きいと私は考えています。
読者様の身近に起業した方や
商売をしている方はおられますか?
おそらく少数だと思います。
日本では、会社員や公務員が多く
通常は、起業しようとは思いません。
またこの数十年で起業家が少ない事は
今後、数十年少ない事が予想出来ます。
その理由は今、子供の世代が
起業家になることもないからです。
親の職業は、子供に引き継がれます。
親が自営業の子供は将来
商売人になる可能性が高いです。
世の中の社長や起業家の親の多くは起業家です。
親が会社員の子供は将来、会社員となり
親が医者の子供は、将来は、
医者になる可能性が高いのです。
日本では、起業家が少ない実情
会社員の家庭で育った子供が
私のように起業家になる確率は
かなり少ないレアケースなのです。
■その2 規制の厳しさ
日本では、自由に誰でも商売が出来ますが
その一方でこれまでの過去に作られたルールに
縛られた規制が厳しい実情があります。
パソコンやスマホがない時代に作られた
ルールでもしっかりと遵守する必要があるのです。
メルカリに関しても、出品者が商品を販売した
売上金は一時的にメルカリに貯まります。
出品者は、そのお金を銀行口座に
出金する事も出来ますがメルカリ内の
お金を使ってそのまま別の商品を
購入出来るようにしていました。
しかし上記のサイクルは資金決済法に
違反する可能性があるので預けたお金を
メルカリポイントに変えるという仕組みに変わっています。
商売は、規制やルールがある事は重要なのですが
やりたいサービスが自由に出来ない事も多いです。
ベンチャー企業は、これまでになかったような
アイデアや新しい仕組みがとても重要になります。
■個人情報を集めて企業の広告で稼ぐFacebook(
■民泊仲介サイト(旅館業法違反?)のAirbnb
■タクシー配車サービスのUber(白タク行為、道路運送法?)
上記のように新しく登場してくる
ベンチャー企業は何かしらギリギリの
グレーゾーンから急成長しているケースが多いのです。
直近、日本ではチケットWEB上で転売するサイト
「チケットキャンプ(チケキャン)」が
商標法違反と不正競争防止法違反容疑で潰れました。
■参考記事
http://sayatore.com/blog/2017/
キャンキャンチケキャンと
テレビでもCMしていましたよね?
日本ではチケキャンのように
育ちつつあるベンチャー企業でも
法律や規制によって一瞬で潰れます。
上手く規制して管理すれば大きな
チケットの2次流通市場として
マーケットになった可能性もあります。
いくら日本で規制してもグローバル化した今では
海外から「日本の法律?そんなの関係ねー」と
沢山の新しいサービスが進出して広まっています。
その海外サービスをみんなが使う事で
その後に遅れてルールの改正が行われるのです。
(以上)
3つ目の理由は、お金が絡むエグイ話になるので
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これから先、世界のユニコーン企業が日本に
進出してサービスを普及させてくる事でしょう。
日本でも起業家やベンチャー企業を評価する
風土や仕組みが必要だと私は思います。
まず私達、個人投資家から
ベンチャー企業を評価するのが
大事なのではないでしょうか?
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