株式会社サヤトレの増田です。
本日は「芸術品への投資」をテーマにお届けします。
私は、これまで芸術に関心はありませんでしたが
「投資対象」という意味においてここ最近
芸術品は興味深く、勉強しています。
これまで「芸術品」を「投資対象」として
考えたことはありますでしょうか?
芸術品やアートを「儲け」という目線で
考えると大きな非難を浴びそうです。
しかし実際のところ芸術作品は
海外ではオークションによる2次流通にて
日々、作品の価格が変動しているため
投資として購入する投資家も多くいます。
私は、過去の芸術品の歴史において
相場変動などを知りビジネスモデルの裏側まで
繋がった時は、中々衝撃的でした。
私が「芸術作品」を「投資対象」として興味を
持つようになったのは2つのきっかけがあります。
1つ目が「バンクシーがオークションでシュレッダーをかけたニュ
2つ目が「ZOZO TOWNの社長がバスキアの絵を123億円で購入したニュース」
バンクシーをご存知ない方は
下記の動画ニュースを観てみてください。
■バンクシー、シュレッダー絵画騒動に飛び交う憶測
https://www.youtube.com/watch?
自分の芸術作品が人気になり1億円以上で落札された後
その場で額縁に仕込んだシュレッダーで絵を裁断したニュースです
バンクシーファンは熱狂して
そのシュレッダーにかけられた作品はもちろん
全体の作品価値も高まり、値上がりしています。
バンクシー作品は今後まだまだ
値上がりするかもしれませんね。
そしてもう一つはご存知の方は多いですが
ZOZO TOWNの前澤社長がバスキアの絵を
123億円という高値で購入したニュースです。
そのお金の使い方に対しては
批判も多く世間を賑わせました。
絵1枚を123億円で買う行為については
どうかしていると思う方もいるかもしれません。
しかし芸術作品を投資対象として考えている
私は、前澤社長の相場感は、凄いと感じました。
前澤社長は、バスキアの絵の購入を
投資目的ではないと述べています。
しかし私は、前澤社長が保有している
ポートフォリオ(芸術作品の数々)は
将来の値上がりを予測して買っていると思います。
もちろん前澤社長の芸術愛あってですが
「この絵が好きだから」というような理由だけではなく
「資産価値が落ちない(上がるかもしれない)」のは
当たり前ですが考えて購入している事でしょう。
これにはいくつか芸術市場の裏側や
芸術作品の2次流通の仕組みを知る必要があります。
絵を描いたジャン=ミシェル・バスキアは
1988年に27歳の若さで亡くなっています。
つまり今後一切、バスキアの作品が
新しく登場する事は、絶対にありません。
株式市場で例えるとこれから先、絶対に
増資して株が増える事はないイメージです。
その反対に火事で焼けるなど消失する可能性はあります。
自社株買いのようなイメージです。
そしてバスキアはもう死んでいるので
123億円というお金はバスキアにも遺族には入りません。
このバスキアの作品を購入して
持っていた人に123億円入るのです。
この出品者がいくらで絵を仕入れたか
分かりませんがかなりの売却益を得た事でしょう。
バスキア作品を保有している資産家の
コレクターは大喜びだと思います。
これが芸術作品の2次流通の仕組みです。
前澤社長がバスキアの絵を123億円で買ったのは
バスキア作品の相場からするとかなり高い値段です。
一見すると前澤社長は、高値掴みしたように見えます。
しかしこのようにバスキアの絵を
高値で購入した事によってバスキアの
芸術作品全体の価値を大きく押し上げたのです。
実は、前澤社長は123億円で
買う前に別のバスキアの作品を
62億円で購入しています。
前澤社長は、バスキア株(バスキアの作品)を
ポートフォリオに多く持っているようなイメージです。
株式市場では、自分が沢山持っている株式の
1株あたりの価格が上がれば嬉しいですよね。
123億円で買った絵は、高値掴みだとしても
保有している作品全体の価値が上がれば
投資としては成功と考えるべきでしょう。
株価が吊り上がるように特定の株式を売り買いを繰り返して
価格を上げて操縦するような仕手株行為は、金融市場では禁止です。
しかし芸術作品の世界においてお金持ちが
特定の芸術家の作品に惚れ込み作品を大量に保有して
その後、作家の作品価値を上げていくことはよくあります。
芸術の世界では昔に3万円で買った絵が
3000万円になる事もあるのです。
ウォーレン・バフェットが買った
個別銘柄のブランドが上がるように
芸術作品も同じような仕組みがあるのです。
自分が作品を沢山保有しているので
作品の価値が上がるようにする活動は
芸術の業界で一般的に行われているのです。
私でも知っている芸術作品の市場や相場トレンドを
実際に買っている前澤社長が知らない訳がないでしょう。
もちろん前澤社長の芸術に対する
愛情がなければ出来ない事であり
お金を使う事は、素晴らしい事です。
しかし私は、単純にバスキアの絵が
好きだからという理由だけではなく
芸術作品を買う理由に少なからず
「投資」という考えはあると考えています。
そして芸術の専門家の方に教えていただいたのですが
過去の芸術作品で価値が上がる作家にはいくつかの
共通したポイントがあるらしいです。
値上がる株の共通点みたいなイメージですね。
(詳しくはサヤトレ通信プレミアムにてお届けします。)
残念ですが作家が日本人のという
時点でこの共通点から外れていまいます。
日本人の前澤社長には、ぜひとも今生きて
活動している日本人の芸術家の作品を
1作品100万円で1万2300作品(123億円)分
買って欲しいと思った人も多い事でしょう。
しかし芸術作品の購入に対して投資という
考えを持っているのであれば日本人の作品は残念ながら
値上がりしにくいのでスクリーニングから除外です。
芸術作品を投資対象(お金)という目でみると
私のように元々芸術に対して興味が無い人でも
興味が出るきっかけになるかもしれません。
「芸術作品への投資」
芸術好きななお金持ちの方は
ご検討してみてはいかがでしょう。
【本日のマネー実践タスク】
これから先に値上がりしそうな
芸術作品を探してみましょう。
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