横浜銀行がスマホ決済アプリをリリースする理由とは

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☆第1241号☆

株式会社サヤトレの増田です。

昨日のメルマガの編集後記に横浜銀行が
新しくリリースするスマホ決済アプリの
ニュースをお伝えさせていただきました。

横浜銀行のスマホアプリと銀行口座連動させて
クレジットカード会社を介さずに決済できる仕組みです。

イメージとしてはデビッドカードが
スマホアプリになったような感じです。

上記のニュースに対してお客様よりご質問をいただきました。

金融リテラシーが高い方で正論の内容が
他の読者の方にも参考になるかと思います。

本日は、クレジットカードと
デビットカードについて
お届けさせていただきます。

まず上記2つのカードについて簡単に説明します。

クレジットカードは、ご自身の銀行口座と紐づいており
その場で決済した金額が1か月~2か月後に銀行口座から
まとめて引き落としがされる仕組みです。

クレカ決済の手数料は、基本的に店舗側負担となります。
(まれにクレカ払いは、数%上乗せして顧客負担の店舗もあります)

一方デビットカードは、決済を行う時点で
銀行口座にお金が入っていないと使う事が出来ません。

クレジットカードは、引き落とし日までに
口座にお金があればOKですがデビットカードは
決済時に口座に残高が必要となります。

上記が2つのカードの違いとしてカードを使う側にとって
経済合理的に考えると有利(得する)なカードは
デビットカードよりもクレジットカードの方が優れています。

クレカ利用者は、2回払いまで金利はかかりません。

銀行引き落としは、1か月以上先なので
銀行にお金が入れている間、金利を受け取る事が可能です。

そしてこの恩恵は、銀行側も同じです。

銀行は、お客の預金を国債などで運用しているので
預金者は、お金を引き出してほしくありません。

デビットカードで決済されると口座から
すぐに現金が消える事になるからです。

ビジネスでも同じです出金は、当日よりも1か月後
1か月後よりも1年後、1年後よりも10年後のように
先延ばしにしたほうが資金繰りがよくなります。

昨日ご質問いただいた方は、デビットカードよりも
クレジットカードの方が有利なのになぜ横浜銀行は
デビットカードのアプリ版をリリースしたのか?

というご質問をいただきました。

ここからは、私の予想と個人的な回答です。

世の中多くの方は、必ずしも経済合理的に
一番正しい行動を行うとは限りません。

特に日本のように金融教育が行き届いていない場合は
多くの方がどうしたら得する決済方法なのかを
論理的に考えて実行できない傾向が非常に高いのです。

実際に多くの証券会社で運用結果が不利になる
投資信託がとても人気で売れています。

中身が同じでもっと有利な金融商品があるのに
安心感がある(実際にはない)という理由で
不利な金融商品を多くの方が購入します。

多くの方にそういったニーズがあるので
そのような商品やサービスが提供されている事を
仕方ないと思いながらも私個人としては残念です。

クレジットカードやデビットカードなど
使う人に選択肢が与えられているという事は
とても良い事であると思います。

デビットカードも現金よりは便利なので良いと思いますが
得する決済手段は、クレカという事を覚えておくといいでしょう。

そんなデビットカードアプリ横浜銀行がリリースした
私が考える一番の理由は、スマホの決済手段の口座と連携させて
メインバンクを目指しているのではないかと予想しています。

読者様のクレジットカードと紐づいている銀行口座は
日常でよくご利用して口座に残高があるメインバンクではないでしょうか?

私もそうですがクレカの口座は、日常よく使う銀行口座です。

アプリで決済すると銀行口座からお金は無くなってしまいますが
メインバンクであれば収入のお金がまた入金されるはずです。

買い物で10万円出金されたとしても
月末に給料で20万円が入金されるイメージです。

横浜銀行は、アプリ決済で自社の銀行口座を紐づける事によって
メインバンクにしてもう事を狙っているのではないでしょうか?

また最近は、金融とITを組み合わせた
フィンテックという分野が目覚ましく進化しています。

以前、将来的に金融機関のライバルになるのはIT企業と書きました。

■金融機関のライバルはIT企業
http://sayatore.com/blog/2016/05/25/6648

フィンテック分野が成長する事によって
ビジネスモデルがヤバくなるのは金融機関です。

特に地銀や信金などは、地域密着型で
良い仕事をしていると思いますが
かなり厳しくなってしまうでしょう。

しかし最近の傾向としては、金融機関は、IT企業と戦って
ライバル関係になるのではなく自社にITを取り込んで
仲間にして協業する方向に昨年あたりから進み始めています。

三井住友銀行が自社のデータをAPIで公開するなど
3年前を考えると絶対にあり得ない事でした。

銀行内部の情報をAPIで公開してくれることによって
野心ある外部のIT企業は、銀行に面白いサービスを売り込めます。

ここ1年で一気に金融のITサービスへの参入が進んでくる事でしょう。

金融機関が進化する時がついに来たのかもしれません。

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どこの証券会社も他社の顧客への取り組みなどは
把握していないので、お伝えすると喜んでいただけます。

金融機関側も中にいると顧客のニーズが
中々分からないので両者の橋渡しになれればと考えています。

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