寿命はバイオテクノロジーで延ばせる

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私が証券会社に勤めていた2011年

自分が投資家である時に長期投資したい
「テーマ」があるとすれば何か?

考えた時に1つのテーマに辿り着きました。

それが「健康」です。

・病気を治す(病気にならない)
・若さを保ち続けたい
・寿命を延ばしたい

上記のように考える人は
世界中に沢山います。

自分の体が若返る事が出来るならば
お金持ちは何億円でも払う事でしょう。

「健康」というテーマについて
調べれば調べるほど私は、将来的に
人間の寿命は伸び続けていく事を確信しました。

最終的に「不老不死」も理論上
実現可能だと考えております。

生物学(バイオ)と技術(テクノロジー)を
掛け合わせた「バイオテクノロジー」関連の
会社は、個人的に長期で注目しています。

「不老不死」と述べると現実感が無いので
誰でもイメージしやすいように人間の寿命を
200歳まで伸ばす事は可能かどうか?

そう考えつつお考えくださいませ。

まず読者様もご存知の通り
毎年毎年、日本人の平均寿命は
過去最高を更新して伸び続けています。

厚生労働省のデータをみても
1947年(昭和22年)~2018年の71年間で
女性54歳→87歳と33年間寿命は伸びています。

■厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/01.html

100年前から比較すると日本人の
寿命は2倍も長生きで伸びているのです。

この事実から分かるように人間の寿命は
「生活環境」や「医学」の進歩によって
2倍に伸ばす事に成功している歴史があります。

最近、先進国で生まれた赤ちゃんは
100歳まで生きると言われています。

今から100年後は、ガンなんて余裕で治り
また2倍以上に寿命が伸びているのではないでしょうか?

ここまでは過去の事実です。

今後の未来について私の考えお届けすると
今世界中で「死」や「老化」の原因について
生物学(バイオ)で研究する活動が広がっています。

・人が老化する仕組み
・寿命が長い人と短い人の違い
・細胞がどうなれば「死」に至るのか
・見た目が若い人と老けている人の違い
・寿命が長い生物と短い生物の細胞の違い

上記のようなサンプルデータを沢山集めて
研究するほど生命に関する新発見が見つかり
実際に人間にも試され始めているのです。

面白い事例としては、地球上の生物の中では
寿命がないと言われている生き物がいくつかいます。

その一つがロブスター(伊勢海老)です。

残念ながらロブスターは美味しいので
捕食されて死んでしまいますが安全な
管理された場所で脱皮に成功し続ければ
理論上では寿命で死ぬ事はないと言われています。

その他、ベニクラゲという生物も外的要因で
攻撃されない限り理論上は永遠に生きると言われています。

ウニ・クジラ・ゾウカメなども
数百年と大変長生きで有名です。

これらの寿命が長い生物達の特徴を分析した結果・・・

ノーベル生理学・医学賞を受賞した
アメリカのエリザベス・ブラックバーン博士が
2017年に寿命は、細胞の染色体の端にある
「テロメア」が関係している事を公表しました。

テロメアは染色体の先にくっついているキャップで
年を重ねて細胞分裂をする毎に短くなっていくらしいです。

テロメアの長さを寿命の長さは
大きく関係しているらしくテロメアを
長くしたり、短くするのを止める事が出来れば
人間の寿命を伸ばす事が出来るかもしれません。

「テロメアを長くする。短くなるのを止める方法」

上記のようなバイオ技術を研究している
企業があれば、私は投資家として投資したいです。

今、海外では「オープンサイエンス」という
考え方は普及しており個人や研究機関などが
クローズドに研究をせずに情報を公開して
研究進捗を早める動きが高まっています。

日本ではもちろんの事、禁止されておりますが
個人が趣味として自宅で遺伝子の組み換えを行い
新しい植物を誕生させまくっているのです。

これらは「DIYバイオ」と呼ばれております。

これまで不治の病気にかかった人は
医学の発展に期待するしかありませんでした。

しかし自らの体を実験台にしてDIYバイオで
不治の治療薬の開発を行い体に注射するなど
個人がバイオテクノロジーの実験をしています。

高校生が自宅で人工血液の開発を行うなど
誰でもバイオの研究が出来るようになっているのです。

またその情報がYoutubeで公開されるなど
バイオテクノロジーの進歩は大きく飛躍しています。

iPS細胞を発見してバイオテクノロジーでは
世界をリードしている日本ですが近いうちに
技術面でも追い抜かれてしまうかもしれません。

今後、遠くない未来に・・・

「寿命を延ばせる薬の開発に成功」

そんな大ニュースが発表されるかもしれません。

人間の「健康」に関するテーマとして
「バイオテクノロジー」の会社は
注目してみると面白いかもしれません。

読者様の資産運用のヒントになれば幸いです。

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