株式会社サヤトレの増田です。
私は、過去に証券会社に勤務していた際に
投資信託(ファンド)の販売勧誘を行っておりました。
ファンドの販売側だった私自身が
購入する際に考える定義は1つだけです!
「個人では出来ない運用が出来るファンド」
個人が出来ない運用と言っても
個人の投資レベルや金融資産によって変わります。
いくつか具体例を挙げると次のようなイメージです。
■個人が投資出来ない金融市場
(元立ての上海A株など外国人は買えません)
■多額の資金が必要な投資(分散投資も出来る)
(海外ヘッジファンドなどは1億円からなど小額で投資出来ない)
■プロしか出来ない投資戦略
(グローバルマクロ・イベントドリブンなど)
ファンドでは複数の投資家からお金を集める事によって
個人では投資する事が出来ない国や金融商品であっても
投資が可能になります。
私がファンドの中身を見る際には私個人が
このファンドと同様の投資を再現する事は出来るかを考えます。
ETFを買って同じ動きを作れるようであれば
ファンドを買う意味は正直あまりありません。
そしてファンドを販売していて感じた事ですが
サヤ取り(ロングショート)ファンドは、
現在、日本ではほとんど存在しておりません。
証券マンだった当時の私は、投信部門に配属になったら
サヤ取りファンドを作ってやろうと考えおりましたが
サヤ取りファンドが存在しない理由は大きく2つあります。
■投資家に売れない(人気がないので販売出来ない)
■空売りが出来ない
投信会社は、「儲かるファンド」よりも
「売れるファンド」を作る必要があります。
サヤ取り投資の仕組みを理解出来る
投資家は少なく一般的な個人投資家には
人気がないので組成しても売れないのです。
そして大手運用会社が仮に公募でサヤ取りファンドを作って
大量の空売りを行うと金融市場にインパクトを与えます。
機関投資家には個人投資家と違い規制があり、
自由に空売り出来ない点も、サヤ取りファンドが
日本にはほとんどない理由と言えるでしょう。
いくつか日本で取り扱っているサヤ取りファンドもありますが
日本の公募投信はファンド・オブ・ファンズでマザーファンドは
海外のファンドのケースであるケースが多いです。
最近では、全国の読者の方から
「増田さんこんなサヤ取り情報知っていましたか?」
上記のように読者の方から
教えていただけるケースも増えています。
私自身知らない事は沢山ありますので
とてもありがたく感じております。
当たり前ですが投資の情報は自己責任という
認識を持っておりますので読者様も情報を
教えていただければ自己責任で検証させていただきます。
仮に損しても読者様の責任ではありませんので
面白いサヤ取り情報があれば教えていただければ幸いです。
■お問い合わせ先
https://investars.jp/contact.php
今後も金融市場で個人が取引できる
サヤを探してお伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
【参考記事】
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