フラッシュクラッシュとは

株式会社サヤトレの増田です。

フラッシュクラッシュいう言葉をご存じでしょうか?

金融の世界で、ここ最近出来た言葉です。

2年前の2010年5月6日アメリカ市場の
NYダウ平均が数分間の間に1000ドル近く下落しました。

この原因が「フラッシュクラッシュ」です。

この事件、当初、誤発注など様々な原因が指摘されましたが
本当の原因インターネットを使った高速自動取引による売買の連鎖が原因です。

現在パソコンの性能が高まりアメリカ市場の取引で75%自動売買になっております。

複雑に組まれたアルゴリズムで100万分の1秒いう早さで取引を争っております。

このコンピューターによる自動売買で特定の条件になった際に
注文を発動いうプログラミングが次々に連鎖して株価を一瞬の間だけ暴落させました。

42ドルをつけていた株価が2セントまで下がったいう事例もあります。

ご存じのおり、株価に値段が付く仕組み
「売りたい人買いたい人の値段」が合致した際に株価がつきます。

42ドルの価値がある株式を人間が2セントで売り注文を出す訳がありません。

犯人、コンピューターしかありえないのです。

暴落してから、正しい判断をするデイトレーダー(人間)の注文が入り株価適正な値段にすぐに戻ました。

似たような現象が1年ほど前の日本でも震災の後に為替で起こりました。

FXやっている方、朝起きたら超円高で資産が全て無くなっていたいう方も多いのでないでしょうか。

日本人が一番見ていない時間帯に仕掛けられたなど色々噂もありますが、
あの現象も多くの方が、ここまで円高にならないであろうストップをかけていた
水準に達し自動で売りにだされて、そこから連鎖したストップロスが一斉に始まった言われております。

当時、震災の保障で資金が必要になるために生保会社が資産売却したなど言われておりました。

FX、CFD、ETF、ETNなど新しい金融商品が増えて日々複雑化する金融市場ですが
自動売買に任せるこも自身の判断で投資するこも全て自己責任であるこ
変わりないので自分の運用の方針を明確にして市場で生き残っていきたい思います。

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