証券会社のITシステムの弱さ

株式会社サヤトレの増田圭祐です。

本日は、大手の総合証券会社が使っている
株価チャートや注文発注などの
ITシステムについて書かせていただきます。

有名な事件ですが、昨日、下記の
裁判のニュースが出ておりました。

まだ解決していないんですね。

みずほ証券誤発注 二審も東証に107億円賠償命令

ジェイコム株大量誤発注事件

なぜ上記のような事件が起こったか?

証券会社そして社員のレベルや部署によっても
違いますが読者様も実情を知っておいてください。

まず世間一般でイメージするよりも
総合証券会社の社員が使うITシステムはしょぼいです。

これは単純にITシステムに
設備投資をしていないのが原因です。

証券会社のイメージとして、一流のシステムを使って
モニター6台くらいで仕事をしている様子を
想像されるのではないでしょうか?

それは、本社の一部の部署だけです。

ITの設備投資には、お金がかかります。

多くの社員が使う株価チャートはQUICK(クイック)や
Bloomberg(ブルームバーグ)のような外部の他社と契約して
PC1台に付き月額●万円~というレンタル契約をして使います。

上記のような他社の株価チャートは
月額費用が高い分、質は高いです。

そして株価のチャートも
月額料金によってランクが分かれています。

月額安いランクのQUICKでは株価は見られるけど
決算予想や証券会社のレーティング、債券価格、外株などは見られません。

私が使っていたQUICK LevelX S1というのはレベルが高く
アメリカ株含めて全ての情報を見る事が出来ました。

S3は安い分、機能制限されています。
(※注意 S1でもサヤチャートは表示できません)

QUICK LevelX S1の使用料金は
確か月額2万円くらいだったと思います(自信ありません)

S3でも月額1万円くらいします。

株価チャートは優れていてもお客様からの
注文を発注するシステムはとても残念でした。

チャートからのダイレクト発注なんて便利な機能はありません。

非常に使いにくく、具体的には注文の内容を
全て数字で入力しなくてはいけません。

例えば
・銘柄名
・指し値・成行
・株数
・市場

上記のように入力する際に全て数字が決まっています。

銘柄名=銘柄コードの4ケタ
買い=1、売り=2
東証=1、大証=2、マザーズ=3、名証=4

上記のようなイメージで
数字で入力して発注をします。

ベテラン社員でもPC画面に
株発注の数字一覧表を貼ってあります。

実際の注文は、信用取引などの数字も加わってもっと複雑です。

それ以前に注文をもらう
お客様の顧客画面を出すのも一苦労。

同姓同名が沢山います。

私は、横浜の資産家一族をまとめてお客様にしていたので
本家や分家の方達合わせて同じ苗字が10名以上いました。

そして現場では、お客様と電話しながら
早口で注文してくることもあります。

引け間際の注文などは、かなり焦ります。

間違わない方が逆にスゴイと思いつつ日々働いていました。

みずほ証券の社員がジェイコムの株を
金額と株数を間違って発注した
ジェイコム株大量誤発注事件!

普段、個人投資家にとって使いやすいネット証券を
利用していると想像できないかもしれませんが
私は、ミスった社員の気持ちが分かります。

金額が大きいため事件になりましたが、
実際に証券会社の誤発注は頻繁にあります。

そしてこのシステムの問題を
解決するには、多額のお金が必要です。

PC1台に入れる株価チャートですら
月額数万円かかるITシステム。

全ての発注システムを変えるのはかなりのコストがかかります。

PC自体が古くフリーズすることもしばしば
PCごと買い替える必要も出てくるでしょう。

そして発注システムが変更になった場合新入社員は良いですが、
手数料を稼いでいるプロパー達が困ります。

発注システムを変える場合には
一定の練習が必要ですが時給の高いプロパー達を
練習に使うことは難しいでしょう。

そもそも証券会社員は大学卒業後に入社して
一度も個人で投資経験のない人がほとんどです。

【参考記事】

会社で株取引が禁止されているので
ネット証券の口座の使いやすさを普通知りません。

私は、大学生の時からネット証券で投資をしていたので
総合証券に入社してシステムにビックリしました。

しかし使いにくいシステムでも5年間も
売り買いの注文を毎日出せば慣れて普通になるものです。

一度慣れると新しくなった方が使いにくく感じてしまうものです。

それに比べるとネット証券の発注システムは
かなり使いやすいと思います。

現物買い=1、現物売り=2

なんてありませんよね?

日本のネット証券のチャートは世界最高レベルらしいです。

世界最高レベルのチャートシステムを使いながら
世界最高レベルの資産を保有している日本人

投資を行う環境として私達は、とても恵まれています。

これからも勝てるように頑張りましょう!

【おススメネット証券】

■GMOクリック証券
http://investars.jp/about/gmo.html

■IG証券
http://investars.jp/about/igmarkets.html

■SBI証券
http://investars.jp/about/sbi.html

■楽天証券
http://investars.jp/about/rakuten.html


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