両建て売買の基本は投資金額を同じにすること

株式会社サヤトレの増田圭祐です。

サヤ取り投資は両建て売買ですので
2銘柄の投資金額は、同じにしてくださいと
日頃お客様にはお伝えしております。

サヤ取り投資で最もよくある間違いの例は
投資金額ではなく株数を同じにしてしまうケースです。

両建ては、株数を同じにしても意味がありません。

【9983】ファーストリテイリングの株価は約40,000です。

最低投資するに必要な株数(単元株)は100株ですので
投資金額は、株価40,000円×100株=400万円となります。

この際にもし【8411】みずほFGで両建てさせる際
みずほの株価は226円ですので100株の投資では
株価226円×100株=2万2600円にしかなりません。

みずほでファストリを両建てさせる場合には
400万円÷226円=17699株

みずほ株を17700株で両建てとなります。

2銘柄を両建てする場合
【9983】ファーストリテイリング 100株
【8411】みずほフィナンシャルグループ 17700株

上記のようにペアにして保有します。

『株数ではなく投資金額を同じにする』

両建て売買の基本です。

ここから少し難しい内容になります。

同じ投資金額で両建てする事は
正しいように見えますが金融工学などから考えると
実際は、完璧にヘッジは、出来ておりません。

両建てさせるには、投資金額ではなく
ボラティリティーで計算するのが正しいからです。

分かりやすく例にして説明します。

日経平均株価とトヨタ自動車を
出来るだけヘッジしようと考えた場合

通常一番簡単な方法としては
2つに100万円ずつ仕掛けを行うことです。

しかしこれでは、ほぼヘッジ出来ますが完璧ではありません。

なぜならば、日経平均株価に比べて
トヨタ自動車の株価の方がボラティリティーが高いからです。

日経平均株価は、東証に上場している1軍企業の平均値です。

平均値ですのでトヨタ1銘柄よりも変動率は穏やかになります。

上昇する時も下落する時もブレは少ないのです。
(ボラティリティーが低い)

つまり実際には、
トヨタが10%上がっている時に日経平均は、9%の上昇
トヨタが10%下がっている時に日経平均は、9%の下落

上記のようなイメージです。

より分かりやすくするため極端な例で説明します。

ガンホーが100%上がっている時に日経平均は、50%の上昇
ガンホーが100%下がっている時に日経平均は、50%の下落

上記のように大きくボラティリティーが違うペアの場合
同じ金額で両建てするとボラが高い方の銘柄の影響を強く受けます。

よって上記の場合において
相場変動の影響を受けず完璧にヘッジする場合には

■ガンホー 100万円
■日経平均 200万円

■トヨタ株 100万円
■日経平均 110万円

上記のようにして保有する方が
実際にヘッジが出来る事もあるのです。

プロのヘッジファンドやクオンツ達は
このボラティリティーの計算を完璧に行い
株式市場の上下に左右されることなく完璧にヘッジして
安定した運用を行います。

しかし!

極端な例で説明しましたが
実際にサヤ取りを行う場合は、大型銘柄になると思います。

東証に上場している大型銘柄同士では
ボラティリティーに大差はありません。

個人投資家がそこまでする神経質になる必要はないでしょう。

よって投資金額を同額にすれば、ほぼヘッジが可能です。

完璧に両建て出来たからと言って儲かる訳でもありません。

私自身も普段ヘッジする際には、
同じ投資金額に合わせるだけです。

それで片張りに比べると十分ヘッジ出来ます。

本日の内容、上手く説明出来たか自信もありませんが
両建て売買のご参考にしていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。


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