コロナショックで儲ける投資戦略

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「不安定な相場で儲ける方法」をテーマにお届けします。

昨日の続きです。

まだお読みでない方は、下記からお読みください。

本日は、具体的に保有期間1週間〜3ヶ月程度のスイング〜中期保有程度の期間軸で投資対象別に解説させていただきます。

本日の内容は、これまでしつこいくらい大損しない「守り」についての解説を繰り返してきたのを前提とした例外的な「攻め」の戦略です。

【参考記事】

コロナウイルスショックの不透明な相場で利益を狙って攻めた場合に、予想を外して損切りをしないと大損します。

攻めの投資を推奨している訳ではありません。

投資の世界は、生き残る事が最優先ですがそれを大前提に攻めのヒントに活用ください。

投資対象別にお伝えさせていただきます。

■日経平均先物

コロナショックで相場が不透明な状況における日経平均の売買は、おススメ度が高いです。

日経平均の売買は、個別銘柄と違って銘柄選びをする必要がありません。

「買い」or「売り」

上記2択を当てるクイズと考えましょう。

このクイズを当てる事が得意な人は、現代においてお金に困ることはありません。

保有期間は、1週間〜3ヶ月程度で日経平均が「HIGH」or「LOW」を予想するゲームです。

直近の日本経済の背景を昨日まとめていますが・・・

■8年間上がり続けた株価の高値圏

■2019年の消費税増税で国民の消費意欲減退

■GDPのマイナス成長

■2020年2月のコロナショック

■人が集まるイベントの中止(経済が止まる)

■東京オリンピックが中止になるリスク

■日本に訪れる観光客の減少

などなど

直近、株価が暴落するリスクが私は、十分にあると考えています。

少なくとも高値更新を目指す可能性は、低いでしょう。

日銀やGPIFの株買いで上がる可能性もありますが「HIGH」or「LOW」の2択に賭けるなら、上昇よりも大きな下落幅を期待出来る観点から考えて私は「LOW」を選びます。

大きく暴落する可能性があるのであれば、日経平均売り(ショート)を持っておく方で利益を狙えるかもしれません。

株を買っている(ロング)人の方が多いので株価大暴落を望む発言をすると不謹慎と叩かれます。

しかしあくまでもそれらの意見は、ポジショントークです。

日経平均が下がると思うのであれば、売り(ショート)して株価の大暴落に期待する事も投資戦略の一つです。

また東京時間9時〜15時に日銀が株を買い支えするというルールを上手く利用する事も可能です。

東京時間(9時〜15時)と海外市場(16時半〜翌5時25分)

上記の価格の動き方の特徴を追うと精度が高くなるかもしれません。

■個別株

コロナショックやオリンピック中止で儲かる会社と損する会社を選定して投資。

面白いのですが、現在の異常な相場で個別銘柄を選定して予想を当てるのは、私は、結構難易度が高いと考えています。

テーマ株は、1日仕掛けや決済が遅れるだけで±10%くらい損益が変動する可能性もあります。

日経平均は上か下かを予想する投資ですが個別銘柄は、4000銘柄の中から予想して個別に選択しなければなりません。

当たるとリターンは、大きいのですが自分で銘柄を選んでいるので外れると悔しい思いをするかもしれません。

上がると予想する株を買い(ロング)
下がると予想する株を信用売り(ショート)

ロングショート戦略で儲ける事も狙うなど高度な戦略もありますが投資家腕次第です。

一度実践してみて欲しいと思いますが難易度が高いので、上手くいかなくてもあまり気にしない方がいいと思います。

私は、個別株の基本的な考え方は、銘柄名(企業名)をあまり意識しません。

「株価の動き」=数字の方が重要です。

企業名、会社、業種一切見ずに株価の数字が上がっている株を買い株価の数字が下がっている株を売る。

企業の業績などは、基本株価に反映されるという考え方です。

■225オプション

コロナショックのようにどこまで経済が落ち込むか不透明な相場では、オプション取引もチャンスがあります。

先日は、日経平均15000円プットの価格にミスプライスがついて235円になっていました。

■プット売りの場合・・・
3月SQ(3月12日終値)までに日経平均が15000円までに下落しなければ、1枚売るだけで23万5000円の利益になる。

■プット買いの場合・・・
2日前に2円で売買されているプットを買っていた方は、2日間で価格が100倍以上に跳ね上がった大儲けです。

人は、パニックになるとトイレットペーパーを買い占めるなど感情的に間違った行動を取ります。

そのような人が多いと金融市場でミスプライスが発生するチャンスです。

このような異常な値段が付く背景は、人間ではなく、機械がやっているという意見もありますが、実際よく分かりません。

株価が暴落すると価格を大きく変動するプットの価格に注目しておくと再度チャンスがあるかもしれません。

■FX

為替も日経平均と基本的に同じルールです。

サヤトレ通信プレミアムでは、書いた内容ですが世界中の投資ルールとして、何かしら金融のリスクが発生した際には、投資対象として「円」「フラン」が買われます。

つまり円高になりやすいのです。

これは、投資における世界共通のルールです。

2011年に日本を震源地とした地震で原子力発電所が爆発した場合でもこのルールは揺らぎませんでした。

〇〇ショックの世界的な影響が大きければ大きいほど日本円が買われて円高になる可能性が高いです。

FXは、ドル円価格の「HIGH」or「LOW」を当てる2択のゲームです。

世界的なコロナの影響が広がりより深刻になるとお考えの方は、FXで円高に賭けると良いかもしれません。

■暗号資産(仮想通貨)

ビットコインなどの暗号資産は、将来的に私は、ゴールドのようにリスク回避資産になると考えています。

科学技術の発展で人工的に作れてしまうダイアモンド

偽造が可能で世界中に流通してしまっている金(ゴールド)

今の技術では、人の目では、判断が不可能な偽物を作る事が可能です。

そういう意味で偽造不可能な暗号資産の価値は高くなり、将来的にリスク回避資産になると私は、予想しているのですが2020年現在では、全くそんな感じには、なっておりません。

まだまだ金融商品としての市民権を得ていない価格変動の大きく嫌われ者のリスク資産です。

FX登場から投資対象として世間からの市民権を得るまで少なくとも10年以上の時間がかかっているので暗号資産も同じくらい長い時間がかかると予想しています。

私は、暗号資産は、長期保有の考え方でコツコツ継続的に積み上げて増やしていくのが良いと考えています。

1銘柄への集中や1回での大きな買い入れはせずにビットコインを中心に分散する事が重要です。

長い目線で今後に注目です。

(以上です)

個別対象で利益を狙う攻めの戦略についてお届けしました。

最後になりますが、直近の相場は、本当に不透明で大きなリスクです。

攻めの戦略を取ったとしても自分の想定している予想と少しでも違う値動きをしたら素早く損切る。

損切りする勇気がとても重要です。

素早く損切り出来る方は、攻めの予想が当たると大きな利益を獲得する事が出来るかもしれません。

自分の得意な投資対象と投資戦略で戦ってください。

本日の内容が皆様の資産運用や投資のヒントになれば幸いです。

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