円安で得する人と損する人

株式会社サヤトレの増田です。

本日は、為替をテーマに書かせていただきます。

現状アベノミクスによる金融政策と
アメリカのドル高により円安が加速し
為替は、1ドル116円前後になっております。

ここ最近の円安によって
世間でも影響が出始めています。

スーパーでも輸入系の食材は
価格が上がっているみたいですね。

「為替」は「株式」とは違ってゼロサムゲームです。

■ゼロサムゲーム
http://sayatore.com/blog/?p=2606

お金の価値が変動している訳なので
円安になって得する人がいれば
円高になって損する人がいます。

最近次のような質問を知り合いの方に聞かれます。

  • 質問:「増田君~為替これからどうなるの~?」
  • 回答:「分かんないっす!」

私の経験上「これから為替がどうなるか?」心配している人は
ほとんどが輸入関連のビジネスを行っている経営者です。

私の父の会社も輸入関連です。

会う度に為替について聞かれます。

海外から商品を仕入れて日本で販売している
輸入関連の企業は、この円安は相当厳しいでしょう。

反対に円安が嬉しいのは輸出企業です。

円安になるだけで勝手に利益が増えます。

円安によって損している輸出企業もありますが
日本は輸出企業の方が多いためにトータル足し引きで見たら
円安の方が良いという考えが経済の教科書です。

【円安からの流れ】
日本は輸出企業が多い

円安になると輸出企業が儲かる

株価が上がる

景気が良くなる

給料が上がる

消費が増える

簡単に流れを書きましたが
上記を作るのがどれだけ難しいか?

歴史が物語っております。

そして今のように急激に円安が加速すると
損する側の立場が文句を言い出します。

輸入ビジネスを行っている
社長が頭を悩ませていたので
私は、次のようなアドバイスを行いました。

「そんなに為替変動が嫌なら為替予約しればいいですよ。」

為替予約取引は、言い換えるならば為替の両建て売買です。

【参考記事】

金融が最強なのは、1人でも優秀な、金融が分かる
賢い社員がいれば、為替をヘッジすることで
会社の事業の数億円の損失を無くす事が出来ます。

上場会社の多くが為替予約取引を
行っておりますが、それほど難しくありません。

中小企業でも個人でも十分に可能です。

シンプルなのは、仕入れ時に取引先と
現在の為替レートで合意してしまう事
です。

為替変動リスクは取引先相手も同じです。

現状の為替で合意すれば商品の受け渡しが
数ヵ月後でも為替リスクは無くなります。

もし取引相手が為替相場を予想して
現状のレートを拒否した場合でも方法はあります。

その場合は、金融機関で為替ヘッジすれば良いのです。

法人口座のFXで反対のポジションを
保有すればそれで十分な為替ヘッジとなります。

つまり今の円安で苦しんでいる
輸入企業であれば取引金額分に相当する
ドルをFXで買っておけばいいわけです。

円安でビジネスの事業収益が落ち込みますが
反対にドル高にて投資の利益は出ます。

実質的にヘッジしている状態となるわけです。

私の感想としては為替レートに
心地良い水準があるのは分かりますが・・・

しかし、これまで長く円高の時代が続き
輸入企業はいい思いをしていたのですから
次は、輸出企業が良い思いをしてもいいのではと感じます。

円安という状況を受け入れて
海外旅行に行く人は損なので
国内旅行に切り替えるといいかもしれません。

輸入品の買い物をする人は損なので
日本企業の商品を買ってみてもいいでしょう。

結果的に国内の景気が良くなるかもしれません。

読者様にとって
円安はプラスの恩恵ですか?

それともマイナスでしょうか?

人によって違うので自分はどうなのか?

お考えください。

もし円安で損している場合は
何か出来ることはありませんか?

何もしない事がリスクという事もあるのです。

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