パナマ文書の分かりやすい解説と問題点

株式会社サヤトレの増田です。

メディアではあまり大きく報じられておりませんが
「パナマ文書流出事件」をご存知でしょうか?

テレビでは報道出来ない理由があるので
本日は、メルマガにてパナマ文書の解説と
問題点についてお届けさせていただきます。

パナマ文書の問題を解説する前に
「タックスヘイブン」について知る必要があります。

タックスヘイブンとは日本語にすると
「租税回避地(オフショア)」を意味します。

どこの世界でもお金持ちにかかる税金の負担率は高く
お金持ち達は海外の税金がない(安い)国に資産を置き
節税を目的とした会社作りや投資を行います。

これを合法的に行えば「節税」となり
ルールに反して行うと「脱税」となります。

グローバルな現在社会においてタックスヘイブンで投資を行う事は
安いスーパー選んで買い物を行う事と同じように
その行為そのものは悪い行いではありません。(印象は悪い)

今回の事件は、オフショアで行われる投資案件を
パナマの法律事務所の機密文書が情報流出してしまいました。

その機密文書の中には世界各国の大物要人や
企業などの金融取引を巡る取引履歴が書かれていたのです。

もちろん名前が書かれている人や企業が全員が
悪い金融取引の不正を行っているかは分かりません。

しかし節税や課税逃れ目的のために海外に法人を作り
何かしらの投資を行っている事は事実です。

今回のパナマ文書の情報流出にて
その事実が公に明るみになってしまったのです。

海外では国の大統領の親族などの名前もあり
国民から吸い上げた税金を自分と家族は
海外に逃がしている事に国民が怒っています。

アイスランドでは国民の怒りで早くも首相は辞任表明

現在、イギリスのキャメロン首相が追及されています。

そして日本のニュースでは、海外の大統領や
ジャッキーチェンのように日本の大物や政治家に
関係のない方の名前がアリバイ程度に少ししか報道されていません。

パナマ文書には日本での大物や日本企業もたくさん記載されております。

しかしテレビの報道で日ごろテレビ局がお世話になっているスポンサー企業や
自社関連の取引もパナマ文書に載っている可能性もあり
あまり大きくこの事件を報道出来ない背景があるのです。

繰り返しになりますがタックスヘイブンで投資する事は
ルールに従っていれば基本的に全く問題のない投資です。

なぜ今回のパナマ文書流出が問題になっているか?

一番大きな問題は合法的に租税回避を行なう事によって
自国の税金が足りなくなって結果的に税金が上がっているという背景です。

このようなタックスヘイブンを利用する方々はとんでもない大金持ち達です。

もし仮に彼らがタックスヘイブンを利用せずに
日本に税金を全て納めてくれていれば増税する
必要がないほどの大きな税収となるのです。

アメリカでもフェイスブックのような世界でサービスを
展開する企業で会社の利益を租税回避地で計上して
アメリカでの税金を回避している事も問題となっています。

しかしこの回避した税金をフェイスブックは株主達に
還元しているので投資家からは評価を得ています。

トヨタ自動車も過去に法人税を納めておりませんでした。

賢く投資を行っている個人投資家は潤っているのです。

【参考記事】

つまりお金持ちの上流階級には、お金の専門知識を持った
賢い者の情報によってますますお金持ちになります。

つまり何も知らない行動しない方の税金による負担はますます大きくなるのです。

結果として今後も格差社会が広がる事でしょう。

この仕組みは昔から存在しています。

パナマ文書をきっかけにして多くの国民はこの仕組みに気付くきっかけになったのです。

読者様はこの問題についてどのようにお考えになりますか?

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 編集後記
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今ではタックスヘイブンという言葉は
結構一般的になっていますが私がこの言葉を
初めて知ったのは今から10年以上前の事です。

オーレンロースという方の書籍を
地元の宝塚の図書館で借りた際に知りました。

当時は、大学生でしたので図書館によく行き
本を借りて自己流に勉強していたのを覚えています。

金融の世界に興味を持つきっかけになった書籍です。

■個人投資の楽園 オフショア入門完全マニュアル
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062127660/investars0e1-22/ref=nosim

当時はネットで「タックスヘイブン」「オフショア」という
ワードで検索しても全く情報は出てきませんでした。

頑張って色々と調べまくった結果として
パンローリング社から高めのマニュアル本が
発売されており購入したのを覚えています。

ちなみにその後オーレンロース氏は日本にて
金融取引関連で問題を起こしているみたいです。

少し残念。

私は、人に投資のお勧めはしません。

全ての投資は自己責任にてよろしくお願いします。


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