日銀がマイナス金利で個人投資家が取るべき行動とは?

株式会社サヤトレの増田です。

本日、日銀がマイナス金利導入を決定しました。

日銀総裁の会見をリアルタイムに見ておりましたが
一般的には難しく分かりにくい用語も多いと思います。

「マイナス金利」について分かりやすい解説と
私が考える個人が取るべき行動について書かせていただきます。

今回、日銀が決めたマイナス金利は
民間の銀行が日銀に預けるお金に対して
2月からマイナス0.1%の金利を適用すると決定です。

「民間銀行に預ける預金金利が2月から
マイナスになってしまうというわけではありません。」

日銀の役割の一つに「銀行の銀行」という
役割がありますが日銀の中にみずほ銀行などの
メガバンクなどの口座があります。(当座預金)

今回のマイナス金利の決定はこの当座預金に対して行います。

日銀への預け入れ手数料みたいなイメージです。

■日銀ホームページ
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/kess/i07.htm/

今回のマイナス金利の決定について
日銀が行いたい事を言い換えると次のようなイメージです。

民間の銀行に対しては・・・
「企業への融資」「個人への貸付」「投資」
などの本業にお金を沢山回してね。

個人や企業に対しては・・・
「車や住宅などのローンを組む」
「企業が設備投資を行う」

消費や投資にお金を促してデフレ脱却
インフレにするのが日銀の目的です。

そして日銀総裁が会見の中で
私が気になったのが何度も
口に出していた次の言葉です。

「イールドカーブを押し下げる」

イールドカーブとは期間と金利(利回り)を
折れ線でつないだグラフのことを言います。

定期預金で考えるとイメージしやすいと思います。

1年満期の定期預金よりも5年満期の定期預金の方が
一年あたりに換算した利率が通常高くなります。

通常金利は期間が長いほど利率が高くなり
金利を折れ線でつなぐと右肩上がりになります。

イールドカーブ全体を押し下げるという事は
この右肩上がりの折れ線グラフを全体的に
押し下げるということです。

つまり短期も長期も全体的に日本の
金利を下げるという事を意味しています。

今後、金利を下げるという日銀の政策において
個人が行わなければならない事はなんでしょうか?

私は、投資について何も分からない人が
焦って投資に手を出すのは反対です。

投資にはリスクがあるのでルールもよく分からずに
素人が参加する事はカモがネギしょって歩いているようなものです

これからいろんな業界やメディアが
「マイナス金利」という表現を楽しんで
日本人を不安にさせて煽ってくると思います。

証券営業マンなら煽りまくって
株や投信を販売しまくることでしょう。

海外投資の仲介をしていれば預金封鎖の前触れと言い
金を取り扱っている業者は金などの現物投資を勧めます。

不動産業者は、不動産の購入を勧めてくると思います。

私が考える個人が取るべき行動は・・・
周りの風潮に流されず自分の投資方針と
運用に対する考えを貫く事です。

今回のマイナス金利で銀行は大変ですが
-0.1%のマイナスを銀行が預金者に
負担させる事はしないと思います。

そんな事をしたらその銀行から
みんな一気に出金してしまうからです。

来週以降、株価や為替は大きく振れると思いますが
日常生活になにか影響があるかと言えば特にないでしょう。

「日本の金利が下がる事によって何にお金が向かうのか?」

上記のテーマは来週以降気になるので
要チェックしたいと考えております。

【参考記事】

投資で損しているあなた!株価が下がっても儲かる投資法ご存じですか?

当メディア「サヤトレ通信」では、投資初心者の方にも分かりやすくサヤ取り投資や金融経済などお金に関する情報を発信しています。

元・証券会社 → 現・IT企業経営&投資家が運営しているメディアです。

投資で損をしている方は、株価が下がっても儲かる投資法「サヤ取り投資」をお試しください。

まずは、こちらのサヤ取り投資入門レポートをご覧ください!

【初心者向け】サヤ取り投資入門レポート!サヤ取りの説明から取引実践まで

関連記事

  1. 金融業界の給料が良い理由

  2. サヤ取り投資ファンドが存在しない理由

  3. ポケモンカード1枚が100万円する理由

  4. コロナウイルスのデマに騙される村人達(リアル人狼ゲーム)

  5. 中国政府が恒大集団を助けないシナリオ

  6. ポジポジ病の解説と治し方

  7. 半沢直樹より面白い金融ドラマ ビックマネー

  8. Googleクラウド型のゲーム配信サービス「スタディア」が日本でスタートしない理由

代表・増田の出版投資書籍

人気記事

おすすめ記事

株式会社サヤトレのWEBサービス

 
 
PAGE TOP