日本人の労働生産性が低い理由

先週の金曜日よりプレミアムフライデーという
新しい制度が政府主導でスタートしました。

プレミアムフライデーとは、月末の最後の金曜日に
午後3時の退社を推進して仕事終わりの消費を促す取り組みです。

日本の長時間労働の問題を解決させる目的や
働き方改革の一つとして、注目されております。

これまでの日本は、長時間残業する事が
偉いという風習が長年続いてきました。

これからの時代は、日本の仕事のやり方や
個人の働き方も少しずつ変わっていく事でしょう。

ソフトバンク本社では、15時に退社しても
定時に退社した扱いとなり、なんと4月からは
全社員に毎月1万円の支援金も出るとの事です。

儲かっている大企業から少しずつ労働者への還元が
進みつつありますがプレミアムフライデー制度に関する
否定的な意見も少なからずあるみたいです。

プレミアムフライデー制度の否定的な意見としては・・・

■月で一番忙しい時期の月末金曜に実施
(タイミングが悪い)

■数時間程度の業務時間の短縮では意味がない
(毎日残業しているので根本的な解決にならない)

■有給取得率を上げる方が先である
(休める権利を使えていない)

■土曜日に出社する事になる
(他の日につけが回ると意味がない)

などなど

プレミアムフライデーは、労働者不満のガス抜き政策で
日本の労働問題の根本的な解決になっていないというご意見です。

そう言われてみるとそんな感じもしますが
私個人は、プレミアムフライデー制度は賛成派です。

「月末納期の仕事が多いので困る」と考える
会社員の方も多いかと思いますがそう考える方こそ
仕事のやり方を考え直すチャンスではないでしょうか?

月末金曜は、15時退社と会社から事前に
言われているのであればそれを計算して
前もって働くように努力するべきだと考えます。

私が証券会社を退職した2011年は絶望的な相場でした。

しかし相場に関係なく証券会社は
収益を毎月稼がなければなりません。

2月は28日までなので証券会社の
営業日数は2~3日少なくなります。

営業的には、株の日数が
3日少ないのは結構きついです。

2月は日数か少ないから出来ないと
言い訳する人もいれば事前に計算して
しっかりと目標達成する人もいます。

業務時間を短縮しても成果を上げられるように
努力を継続する事は、企業の生産性を高める上で重要です。

また証券会社は、投資の売買手数料ビジネスなので
株価が上がっている時も下がっている時も毎日
「買い」の提案を個人投資家に行い続けます。

それぞれの店舗の支店全体のチーム制です。

支店の収益が達成していなければ株や投信を
投資家に強引に販売して月の目標(ノルマ)を
達成しなければなりません。

「昨日、投資提案をして断られたお客に
また今日も電話して提案してもアカンやろ!

どうせ遅くまでダラダラ残っても残業代で
会社が赤字が膨らむのであればいっその事
みんな帰って明日の翌月からまた頑張ろうぜ!」

と長時間無駄に頑張っても意味がないと
私は、いつも心の中で思っておりました。

2月の月末最終日に悪あがきして
お客に迷惑電話はせずに負けを認めて
3月にまだ頑張れば良いと考えておりました。

残業代を稼ぎたい人はラッキーかもしれませんが
そのような社員が多い結果として日本人の労働生産性は
先進国の中でも非常に低いデータがあります。

月で一番忙しい時期の月末金曜に実施する事に関しては
一番タイミングが悪いからこそ会社組織全体の働き方を
変えるきっかけになるかもしれません。

「プレミアムフライデー」「働き方改革」という
言葉の浸透から人々の意識を変えるきっかけになり
少しずつ会社全体を変える事になるのではないでしょうか?

このような制度は、すぐに結果が出ることはありません。

社長がズレている会社は、社長が退任するまで
働き方が変わらないケースもあるでしょう。

そうであったとしても後任となる社長の考え方が
変わっていれば次の世代で組織のあり方が変わります。

日本企業の働き方の考え方は、少しずつ変わる事でしょう。

プレミアムフライデーも経済効果も良くなるか?
悪くなるかの結果が出るには大分先になります。

仕事は、短い時間で成果を出して
趣味と家族に時間を使いあまったお金は
投資で不労所得を目指すのが一番理想系です。

読者様の有限な時間を大切にお使いください。

【あとがき】
明日にて投資の宿題の提出終了です。

宿題にご参加いただけた方には
参加者様の回答をシェアさせていただきます。

多くの方が正解を教えて欲しいと求めますが
正解を知るよりも考える力の方が大切だと私は思います。

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