【サヤトレ通信 第1627号】
株式会社サヤトレの増田です。
私が証券会社で営業をしていた2011年
銀行・証券など金融機関は、とても保守的でした。
しかしここ数年、金融とITを融合させた
フィンテックの登場によって信じらないくらい
金融機関が大きく変わろうとしています。
保守的だった金融機関がこれまでに無い
新しい攻めた取り組みが広がりつつあります。
私自身独立以降ずっとフィンテックの
情報にはアンテナを立てています。
しかし今では、取り組みが沢山出てきているので
全てを把握する事は出来ないくらい増加しつつあります。
先日知り合った証券会社ではこれで投資家が
当たり前に支払ってきた株式の売買手数料を
【無料】に出来る仕組みを構築しています。
有名な所で言うと松井証券が10万円以内の
約定であれば手数料無料などをやっています。
その他にもETFの売買は手数料無料など
取り組んでいる証券会社も出てきています。
しかしその会社は、全ての銘柄の売買手数料を
何回取引しても無料出来るビジネスモデルを作っています。
増田「えっ!どうやって儲けるんですか?」
証券会社「~~~~~専門用語~~~~~」
増田「やべー!すげー!」
■株を買う投資家の売買手数料=無料
■株式の注文仲介する証券会社も儲かる
裏側の仕組みまでお伝えしていいのか
分からないので控えておきますが
上記のようなビジネスモデルが理論上可能です。
面白過ぎるだろ!
と思いながら日々新しい
金融の進化に興奮しています。
まだサービス実現化まで出来てないですが
このように新しい面白い取り組みをしている
証券会社は今後、このメルマガでも積極的に
ご紹介していけたらと考えています。
金融機関の方に変わってお伝えすると
金融機関の立場の人はIT企業勤務の
私とは違い、カジュアルに情報発信が出来ません。
なぜならば彼らが発信する情報の全ては
問題がないかコンプライアンス部門にて
広告審査とチャックが行われるからです。
そして金融庁・財務局という
役所の監督下にあり業務の範囲も
規制されて制限されているのです。
金融機関がこれまでに無い新しい取り組みを
スタートするためには、膨大な書類の提出や
役所への許可や説明も必要となります。
そして金融機関が新しいサービスを行う際に
その業務は金融ではなくITの分野になりがちです。
役所担当者は、金商法や金融については分かりますが
ITの知識がないと理解出来ないかもしれません。
もちろん役所がダメと言えばダメになり
提出した書類通りに業務が行われないと
行政処分になるリスクもあるのです。
金融という職種の会社が新しいサービスを
実現させるという事は、普通の民間企業とは違います。
とても難しくハードルが高い事とご認識ください。
とは言え、今日本の政府としても
世界的な流れを見てもフィンテックに
寛容になりつつあるように感じます。
世界的にみても日本のフィンテックの中にある
多くの分野は、海外に比べて出遅れている状態です。
数年後、日本人の多くが中国の電子決済
アリペイ使ってみんなが買い物するとか
面白くない未来になる可能性もあるのです。
そんな経緯か分かりませんが・・・
最近では財務局の人達も専門的な
IT技術の話をしてもその内容を理解して
話が通じるようになっているらしいです。
エリート凄いですね。
金融庁・財務局で規制をする事も重要です。
しかしグローバルに使えるスマホアプリで
他国の便利なフィンテックサービスが
流行ってしまうかもしれません。
規制と緩和のバランスが重要ですが
今の流れとしてはこれから日本でも
フィンテック関連の面白いサービスが
日々、登場してくると思います。
投資家の皆様は、新しく登場する
便利サービスを上手く活用してみてください。
今後、ご紹介していきたいと思います。
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