株式会社サヤトレの増田圭祐です。
昨日の転換社債アービトラージの記事は
かなり好評でした!
【参考記事】
イベントドリブン戦略で運用している
ファンドの社長からも分かりやすいと
お褒めの言葉をいただきました。
難しい話を出来るだけ簡単に説明しましたが
この魅力が伝わるか不安でしたが、
分かる方には目からウロコのようです。
多くの方からご質問をいただいたので
本日、まとめて回答させていただきます。
■質問
シャープの株式を空売りするタイミングと
転換社債を買うタイミングは同じですか?
>>回答
同じです。
■質問
信用売りの期日は6か月ですが
1年間どうやって保有するのですか?
>>回答
6ヶ月後にまた同じ額の空売りを行います。
6ヶ月後に空売り規制
(シャープの新規空売り禁止)
などが入る可能性のリスクもあります。
そうなった際には、損益相殺パターンとして決済するなど
臨機応変に考えて対応する必要があります。
もしくはCFD口座を使って空売りする事も一つの手です。
■質問
転換社債は63円で、これは何株単位で買えるのでしょうか?
>>回答
転換社債は株ではなく株価に連動した債券とお考えください。
額面100万円単位なので昨日ですと最低63万円から購入できます。
額面200万円の場合は126万円必要です。
■質問
両建てする際のポジション比率を教えてください。
>>回答
株数の例は、あえて出しませんでした。
空売りをかける株数は、今後のシャープの
株価の値動きの考え方でヘッジする株数が
変わってくるからです。
しかし一般的なイメージとしては、
同金額の両建てで問題ないと思います。
株式(空売り)200円×3000株=600,000万円
転換社債(買い)63円×100万額面=630,000円
上記のようなポジションで同じ金額で行うのが良いと感じます。
実際に私も上記の比率を使って保有しております。
上記のポジションの場合シャープの株が
大きく上がる事が一番のリスクとなります。
質問の回答は以上です。
最後に本日の終値で損益を確認してみましょう。
シャープ株価 212円の10円高ですので
空売りの場合3000株の投資では3万円の損失です。
一方シャープの転換社債の値段
65円の2円高なので
100万額面の場合2万円の利益です。
足し引きマイナス1万円となっておりますが
一定のヘッジは、出来ております。
この手法の一番のリスクは、この1年の間に
シャープの株価が上場を続けることです。
多くの方が疑問に思っている可能性があると
思い、今回、全体に向けて回答しました。
参考になれば幸いです。
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