株式会社サヤトレの増田です。
週末ワールドビジネスサテライトという
経済番組にて不動産仲介業の裏側の闇である
「おとり物件」について特集されておりました。
■不動産業界の暗部「おとり物件」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_107032
おとり物件とは、賃貸物件などで「成約済み物件」を
「空き物件」とネットで偽り新規の客を呼ぶ手法です。
最近のお部屋探しの傾向としては、
事前にネットで物件を探して気にいった部屋を
見つけてから仲介業者に来店するケースが多くなっています。
賃貸物件を探せる検索サイト上に
相場よりも非常にお得な物件を掲載しておき
新規客が来店した後に掲載物件は埋まってしまったと告げ
別の物件をお勧めするのがおとり物件の役割です。
私は、友人に不動産仲介業をしていた者がおり
10年前から「おとり物件」の裏側を知っていました。
その他にも不動産仲介業の裏側を色々と教えてもらい
おかげ様で私は引越しについてはかなりの上級者です。
無い物件なのに何も知らない人が来店すると
かなりの時間を奪われ無駄にしてしまいます。
そういったモラルの無い行為が沢山あるという
情報として知っているかどうかは重要です。
そして金融業界の裏側を知っている私からすれば
投資業界も同様で改善するべき点は非常に多いと感じます。
金融機関は、個人や投資家に対して出来るだけ
金融商品の見た目を良くして買ってもらおうと
都合の悪い部分は分かりにくくなっているからです。
例えばですが・・・
■年利30%の定期預金
(1週間しか良い金利はつかない)
■年利10%の債券 販売手数料無料!販売手数料は一切かかりません!
(為替スプレッドというコストが往復で約10%かかる。
つまり為替リスクと信用リスクを取って債券を1年保有して
はじめて損益がチャラになる商品。実質、円安になった部分が利益)
■毎月配当金が300円!配当利回り30%!
(配当金は基準価格から出ているので全く無意味。
送金コストもかかり複利効果も消えて利回りは低下する。
しかし日本人に大人気でよく売れる。今でも沢山売れている。)
■株式アクティブファンドでベンチマーク(TOPIX)を大幅に上回る比較チャート
(ファンドの基準価格チャートは、配当金込み再投資のデータを使い
TOPIXチャートは、配当金なしのデータを使って比較している。
両方なしで比較するとTOPIXの成績に負けているダメファンドでも良く見える)
などなど・・・
適当に例を出し数行の解説を行っておりますが
このメルマガ読者であれば内容の意味が分かると思います。
もし意味が理解出来ない場合は
騙されないように注意する事をお勧めします。
ここからは、私の過去の経験と持論ですが
個人投資家の金融リテラシーが高くなれば
金融機関側が行う営業や商品のレベルは高くなります。
金融の営業は、顧客の金融リテラシーを
考慮して金融商品を持って提案にいきます。
頭の良いお客様にダメな金融商品を提案して
論破されたら信用を失ってしまうからです。
そして今後取引をしてくれなくなるでしょう。
つまりダメな金融商品ほど金融について
分かっていないどうでもいい人に提案するのが現実です。
良い金融商品や情報が欲しいのであれば
キレイな商品案内資料に騙されず
個人が金融リテラシーを高める事が大事です。
【参考記事】
金融機関のセミナーでもこのような
見分け方は中々教えてくれません。
全く利害関係のない第3者に教えてもらうか
読者様ご自身が知識として身に付けるしかないのです。
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編集後記
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本日は、閏年(うるうどし)です。
1年は365日で地球の公転と同じになっています。
しかし地球の公転は正確には365.2422日
365日5時間50分となり1年で6時間弱のズレがあります。
そのサヤを修正するために
1日多くしようと決まったみたいです。
2月末の理由は単に日数が少ないからではありません。
古代の暦では2月が年末にあたるので
2月末に1日追加となったみたいです。
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