【サヤトレ通信　第1476号】

株式会社サヤトレの増田です。

おもちゃ業界のトイザラスが9月18日
負債総額は約52億ドル（約5800億円）で
破綻したことが報じられました。

破綻した最大の理由はネット通販のアマゾンに
お客を奪われた事が原因であると言われています。

間違いなくその通りでしょう。

今回のトイザラスの破綻の件で
私が子供の頃にあった近所の
おもちゃ屋さんを思い出しました。

ハローマックというおもちゃ屋です。

かなり前に潰れてしまいましたが
潰れる前は、色あせた古いおもちゃが
ホコリをかぶって定価で販売されていました。

ハローマック（町の小さなおもちゃ屋）のお客は
家電量販店やトイザラスにお客が流れたのでしょう。

今、店舗型で商品を販売しているお店は
隣のお店がライバル店と考えてはいけません。

今、店舗販売のライバルはネット通販です。

商売で店舗を借りて販売する事の
メリットはありますが店舗を持つ事で
同時にとても大きなリスクも抱えるのです。

アメリカに限らず日本でも店舗を持った
お店の経営が年々、苦しくなっています。

一方、スマホを使って買い物が出来る通販や
個人間で物のやり取りが出来るフリマ業界の
市場規模は、年々増加しているのです。

私は買い物も投資もネットが中心です。

今日のような雨の日に家から出て
現金を銀行からおろして財布に入れて
時間をかけて店舗に向かい買いたい商品を探す。

その店舗には見つからないので
別のお店に行き、商品を購入して
現金を支払い小銭が貯まる・・・

上記のようなことをしなくても
通販サイトのクレカ決済であれば
キャッシュレスの1～2分で済みます。

より便利なサービスに人は流れるのは自然な事です。

企業は、時代の流れについていき自社サービスを
便利に改良していかないと長く継続出来ないのです。

私は、特別な商品を提供していない店舗型のお店は
今後ますます加速して倒産していくと考えています。

もし読者様のご近所に潰れて欲しくない
お店がある場合はそのお店で頻繁にお金を使い
定期的に購入するように心がけてください。

私もそのお店でしか経験する事が出来ない
美味しい思い出のお店がいくつかあります。

おばあちゃんが一人でやっているお店で
常にお店はガラガラですがお店が潰れたら
私は非常に困ります。

お店に行った際には出来るだけお金を
使わせていただくようにしています。

便利なサービスに人が流れるのは当然ですが
継続して欲しい店舗を守るのは、私達のような
個人消費者の日々のお買い物です。

どこのお店でいくら使うか？

上記について考えるきっかけにしてみてください。

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