株主が企業を訴える重要性

【サヤトレ通信 第1524号】

株式会社サヤトレの増田です。

先週末に配信したメルマガに関して
読者の方からご質問いただきました。

■日本企業の不正を防止する方法
http://sayatore.com/blog/2017/12/01/8039

本日は「株主の正しい企業への物申し方」をテーマにお届けします。

先週末のメルマガにて企業の不正を
防止するためには株主が声をあげる
重要性についてお届けしました。

直近多くの日本企業の不正が
ニュースになっています。

東芝、日産、神戸製鋼、東レ、三菱マテリアル、三菱電線

上記の会社の株式を持っていた
個人投資家の方で株価が下落して
損したのですがどうすればよいでしょうか?

個人で出来る取り組みは何かあるのでしょうか?

読者の中にも沢山の該当者がいて
疑問に思っている方もいるかと思います。

私個人の考えと選択肢をお伝えさせていただきます。

株式投資のルールに乗っ取るのであれば
「株主総会に出席して株主として意見を言う」

これが最も王道な株主として
投資した企業へのモノ申し方法です。

不正による株価下落で損した投資家
みんなで株主総会に出て怒るイメージです。

ほとんどの方は泣き寝入りします。

しかしこれは投資家に与えられた権利であり
会社側はこの株式市場のルールを理解して
株式公開してメリットを享受しています。

不正をした会社は怒られるので
株主総会を恐れている事でしょう。

投資家は、ぜひ怒ってください。

そして会社の対応に満足がいかない場合は
会社に対して株主が訴えるという方法もあります。

現在、東芝の不適切会計問題による
株価の下落で損害を受けたとして
全国の個人株主約100人が会社と旧役員に
損害賠償を求める集団訴訟を起こしています。

そして「株主損害賠償請求訴訟」という制度もあり
これは「投資で損したお金を返せ」という訴訟です。

私は投資家目線で不正した会社は投資家に対して
投資の損失を補填するべきであると考えています。

投資は自己責任と考えていますが
上場企業にウソをつかれたら
それはもう自己責任の範囲内ではないです。

私達投資家は、会社が公表する決算などの
公式な情報を信じて投資をしています。

その数字がウソであったなら
投資をしていないかもしれません。

もし上場企業がウソついて騙していたのであれば
投資家は「詐欺の被害者」ではないでしょうか?

会社に支払い能力があるのであれば
投資で損したお金は返ってきて当然と考えます。

とは言いつつも・・・

個人の場合は投資金額も少額な事が多いので
ほとんどのケースは泣き寝入りが多いです。

実際に上場企業相手に裁判をする事は
ハードルが高く、また裁判をしても
会社に支払い能力が無ければ意味ありません。
(お金を返して欲しい場合に限ります)

また被害者が会社を訴える行為に対して
世間的に「金の亡者」というとても悪い
イメージがついている事もとても残念です。

株式会社における株主の権利やルールを
世間一般の方はほとんど理解していません。

組織ぐるみで不正をした会社があれば
その会社を信じて投資している株主が
怒って意見する事は当然な行為です。

今後も日本企業が不正を行い続けて世界的に
日本企業の信頼が失墜していくかどうか?

会社の社長のモラルだけではなく
株主のリテラシーも関係してくると
私は考えています。

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