地震の予知は出来るのか?

【サヤトレ通信 第1654号】

株式会社サヤトレの増田です。

本日、大阪にて震度6弱の
大きな地震が発生しました。

■2011年:福島

■2016年:熊本

■2018年:大阪

日本は地震大国で数年に1度の
ペースで大きな震災が発生します。

日本は、地質学的に大きなリスクを抱えた国です。

残念ですが日本では今後もずっと
大きな地震が起こり続けるでしょう。

本日は、私が過去に読んだ書籍で
興味深い地震に関する内容をお届けします。

統計に関する書籍で「地震の予知」について書かれていました。

その統計の書籍の結論としては・・・
「地震を予知する事は不可能」と結論付けています。

地震は、自然現象です。

自然現象の仕組みは極めて複雑で
ランダムな要素の組み合わせで発生します。

木を1本切り倒す(もしくは植える)事でも
自然の中では、色々な変化が発生します。

そのような少しのランダム的な変化が
膨大に絡み合った結果、ある日いきなり
地震がいきなり発生する仕組みなのです。

ランダムなので予測は不可能という事です。

地震大国の日本では、多くの学者が
地震発生前の様々なデータを分析して
地震を予知しようと頑張っています。

一方アメリカでは1960年代の50年以上前に
科学的研究機関のアメリカ地質調査所(USGS)が
最終結論として「地震の予知は不可能」としています。

ランダム要素を研究しても無駄なので
お金をかけずに研究をしておりません。

アメリカは、地震予知の研究を諦めているのです。

日本は、沢山のお金と時間をかけて
長年、頑張って研究を続けていますが
まだ成果が上がっていないのが現状です。

どちらが正しいのでしょうか?

日本の良い点でもあり、悪い点でもありますが
「損切り」が非常に遅い特徴があります。

夢の原子炉と言われて莫大な税金がつぎ込まれた
高速増殖炉の「もんじゅ」が良い例です。

数十年の歳月を経て2016年に
正式に損切りされて廃炉の方向です。

しかし上記の諦めの悪さは時として
偉大な科学技術を発見します。

サヤトレ通信プレミアムでお届けした
「常温核融合」が良い例です。

30年前にアメリカが不可能と判断して
完全に捨てた技術が30年の研究にて
今、日本の水面下で実現しています。

■米で特許 再現成功で「常温核融合」、再評価が加速(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO06252800Z10C16A8000000/

■常温核融合 「ニセ」覆せ(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO25613590S8A110C1MY1000/

アメリカが出来ないと言って捨てている
常温核融合ですが私は出来ると思っています。

実現すれば、世界中の電気代が
タダになるかもしれない技術です。

しかしいつものパターンで日本は
美味しいタイミングでその実益の多くを
海外に持っていかれると予測しています。

国が出来ないと判断した事であっても
他の科学の進歩などにもよってその後
実現出来ている事例は沢山あります。

いくら頑張って地震予知の研究をしても
もし地震の発生条件が本当にランダムであれば
研究は時間の無駄で予測は不可能です。

損切りして他の研究をした方がいいでしょう。

しかし地震が発生する前に何かしらの共通した
前触れの現象があれば、そこから何かしらの
法則性を見つけて確率を上げられるかもしれません。

読者様は、将来的に地震は
予知できると思いますか?

また地震の予知研究に日本が
お金を使う事をどう思いますか?

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