【サヤトレ通信 第1666号】
株式会社サヤトレの増田です。
先日、サヤトレ会員のお客様から
高機能版サヤトレに関する改良の
ご質問いただきました。
その内容は、サヤトレにて過去のサヤ取りペアの
バックテストは技術的に可能であるかという質問です。
上記は、お客様からよくいただく
ご質問なのですが結論をお伝えすると・・・
「技術的には可能ですが、弊社では難しい」という回答です。
なぜ弊社では出来ないのかの理由ですが
簡単に言うと「お金が無い」からです。
上記を実現するには、超膨大で複雑な演算処理を
短時間で行うスーパーコンピューターが必要です。
億単位のパソコンを買うお金があれば
頑張れば実現出来るかもしれません。
お客様側が利用している表側のサヤトレは15時に
市場が閉まって2時間後には株価が更新されています。
しかしその裏側では、株価を取得して
約4000銘柄分の「軸銘柄」と「脇銘柄」の
相関係数や標準偏差を表示期間ごとに
全ての組み合わせの計算処理を動かしています。
人間が電卓を使って手作業でやったら
数か月かかるような膨大な計算を
サーバー上にて毎日24時間計算し続けて
サヤトレに反映してずっと稼働しているのです。
計算処理の多さは、パソコンのスペックで
その算出処理までの早さが決定するとお考えください。
極端な例でより分かりやすくお伝えすると
数字の単位で「京」という単位があります。
「億」→「兆」→「京」です。
1京を数字にするとこんな感じです。
「10000000000000000」
読者様で「京」×「京」の下記の掛け算の
答えをぜひ一度、挑戦してみてください。
【問題】
92459874563259841×82459874565259841
(答え分かったらご連絡ください。私も知りませんが・・・)
言いたい事としては、上記は
小学生でも出来る掛け算です。
しかし単純な計算であったとしても
その桁数や計算量が多すぎると正解を
導き出す事は、非常に困難という事です。
この仕組みを上手く活用しているのが
ビットコインのような仮想通貨ですね。
日本には世界一ハイスペックな
スーパーコンピューターは日本にあります。
そのパソコンの名前は「京」です。
京のスパコンの総開発費1,120億円です。
「京」全体を1日レンタルした際の
使用料は2800万円と言われています。
毎日変動するか株価計算を「京」を使ったとすると
読者様には、月額料金300万円くらい頂戴する事になるでしょう。
現実的ではないですよね。
現在の月額4800円の利用料で
平日の15時に株価更新が終わり
17時に計算処理を完了するために
サヤトレサーバーの裏側では努力しています。
株価情報のようなビックデータの解析や演算は
技術的には可能であってもスパコンのような
高額な設備ないと難しいとお考えください。
今後、スパコンの開発費や利用料が下がり
ビックデータを分析すれば確実に儲かる投資の
法則性を発見する事も将来出てくるでしょう。
最後になりますが本日の内容が
よく理解出来た方はビットコインのような
仮想通貨の仕組みを理解すると面白いと思います。
本日問題に出した「京」×「京」のような膨大な
計算を解く難しさが価値の裏付けになっているのです。
ビットコインはただの電子上の数字ですが
その電子上の数字を手に入れるためには膨大な
計算処理を解くという非常に困難な仕組みがあります。
92459874563259841×82459874565259841
上記の計算なんて簡単じゃん!
もし仮に一瞬で計算出来る天才が登場したら
ビットコインを沢山手に入れる事が出来て
超大金持ちになれます。
実際に海外ではそうなっていて
今後その会社は上場を予定しています。
パソコンの計算処理能力の性能があがれば
「お金に変わる」という面白い時代になっているのです。
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