株式会社サヤトレの増田です。
本日は、「個別銘柄の調査方法」をテーマにお届けします。
本日、読者参加型の企画サヤトレロングショートにて 買い銘柄の1つ(6067)
(6067)メディアフラッグ前日比+16.62%です。
「TOPIX」VS「ロング16銘柄」における 本日の勝利に大きく貢献してくれています。
■みんなで作ろう!サヤトレロングショートの損益状況
https://docs.google.com/
先日もお伝えしましたが(6067)メディアフラッグは、 2名のファンドマネージャー(参加者)
素晴らしい選球眼ですね!
もし(6067)メディアフラッグが パフォーマンス1位になった場合には 、2名分のAmazonギフト券1万円分を 株式会社サヤトレから贈呈させていただきます。
ところで本日+16.62%と大幅高している (6067)メディアフラッグですが、どんな会社で 何をしている企業なのかご存知でしょうか?
本日は、私が個別銘柄を調査する際に 確認するポイントについてまとめてみました。
個別銘柄を調べる際のヒントにしていただければ幸いです。
(6067)メディアフラッグという会社を 知らないという前提で調べているとお考えください。
まず私が個別銘柄を調べる際に最も使う方法は、 証券会社にログインしてからの会社四季報の確認です。
下記は、楽天証券の(6067)
楽天証券以外にもほとんどの証券会社で 口座開設を行えば、無料で四季報は確認できます。
■楽天証券
http://investars.jp/about/
四季報の概要欄を確認するだけで メディアフラッグがどんな会社が分かります。
私が概要欄確認するのは、次の5つです。
設立 注目レベル★
この日付を確認すると会社の歴史が分かります。
メディアフラッグは、2004年設立なので設立15年の比較的若い会社である事が分かります。
特色 注目レベル★★★★★
この欄でメディアフラッグの事業内容が分かります。
時より会社のHPを見ても何をやっているか中々、分かりにくい会社は多くあります。
四季報の特色は、限られた文字数の短い文章で分かりやすく会社を説明してくれています。
これは、投資家にとっては、非常にありがたい事です。
知らない会社を調べる際に投資家が一番知りたい事は、その会社が何の事業をやっているのかだと思います。
メディアフラッグは、「電子看板による販促」「覆面調査の請負」「データベース提供」と書かれています。
ビジネスの基礎知識がある方であれば、これだけでメディアフラッグの事業内容は、イメージ出来るのではないでしょうか?
連結事業 注目レベル★★★
ここでは、メディアフラッグの事業部別の売上構成比率を確認する事が出来ます。
メディアフラッグの売上構成
・HRソリューション61(12)
・IoTソリューション21(15)
・MRソリューション18(32)
構成の見方としては、左から・・・
「事業部の名前」「売上比率」「利益率」です。
メディアフラッグの場合であれば、売上比率61%の「HRソリューション」がメイン事業で売上の大半です。
そして高収益な事業は、利益率32%の「MRソリューション事業」と分かります。
この時点においては、メディアフラッグが定義している「HRソリューション」と「MRソリューション」に関して具体的には、よく分からないと思います。(
しかしこの事業部別の売上構成比を確認する事でその会社が本当に儲けている事業が分かるのです。
世の中では、電子機器を売っていると認知されている会社が実は、金融で儲けていたりするケースもあります。
また会社を調べると、今後力をいれていく事業を会社が宣言しているケースも多いです。
事業部の伸びしろと利益率を数字で確認出来るのでビジネスセンスある方が確認すると分かるととても便利です。
また今回メディアフラッグに記載は無いですが、この欄には、海外の売上高比率も書かれています。
日本国内だけで商売していても人口は1億人ですが世界に出れば70倍の70億人の人口がいます。
グローバル社会において日本の上場会社が海外で稼ぐ事は、必須になりつつあります。
残酷な表現になりますが日本での売上よりも海外で成功した方が会社としては、儲かります。
その結果、株価は上がるのです。
日本に住む日本人としては、とても残念です。
しかし投資家目線で考えた場合に、日本の上場企業が日本中心で商売するよりも海外で商売する方が大きなリターンとなり魅力です。
この考え方は、地方で伸びている小さい会社が東京や全国展開してくるケースでも同じです。
クスリのアオキや鳥貴族など地方で人気のサービスが全国に進出して成功すると大きく株価は上がるかもしれません。
解説記事 注目レベル★★★★★
こちらで直近の会社の動きを確認する事が可能です。
会社の事業と売上構成を確認してから確認すると理解度が深まります。
「インドで現地財閥と組みコンビニ事業進出」
インドの大企業との提携で海外進出にも事業拡大は、成功している事が分かります。
こちらに書かれている内容は、株価にすでに織り込まれていますが直近、事業は上手く推移しているかそれとも苦戦しているかが分かるのです。
メディアフラッグに関する個別のニュースを遡る必要なく、直近の状況を簡単に確認出来るので便利です。
URL 注目レベル★★
最後は、会社の公式HPのリンクです。
■メディアフラッグ
http://www.mediaflag.co.jp/
先述したメディアフラッグ3つの事業部の違いですが正直よく分かりませんよね?
・HRソリューション
・IoTソリューション
・MRソリューション
公式サイトで調べれば、普通はすぐに分かります。
しかし本日私が調べてみたところ・・・
すぐに見つける事が出来ませんでした。
おそらく下記ページの情報が古く更新されていないのだと推測します。
■メディアフラッグの事業内容
http://www.mediaflag.co.jp/
2019年3月22日時点では・・・
・リサーチ&コンサルティング事業部
・セールス&プロモーション事業部
・ASP事業部
そして引き続き探してみたところ下記のIRを発見しました。
■事業セグメントの変更に関するお知らせ
http://contents.xj-storage.jp/
2018年2月21日に事業部の名前を変更したとの内容です。
1年以上前の内容です。
1年以上経過しても公式サイトの事業内容のページが更新されていないという事が分かります。
メディアフラッグについて「HRソリューション」と「IoTソリューション」事業の違いについて調べようと思い、時間を費やしました。
私以外にも多くの投資家が同じ経験をしている事でしょう。
「サイト上の情報が更新されていない」
良くないケースの事例紹介となってしまいましたが投資家目線として、会社を見る1つのポイントです。
■会社ホームページ
■運営WEBサイト
■会社運用のブログやSNS
こういったWEB媒体の更新に関しても企業調査の参考指標の一つにしてみてもいいかもしれません。
私が個別企業調査で確認する四季報「概要欄」
そしてもう1点四季報の画面におけるとても重要なポイントが存在しています。
それが「株主・役員構成」です。
私が証券会社に勤めていた今よりも投資レベルの低い頃は、株主構成なんてほとんど気にしておりませんでした。
しかし今、もし個別企業を長期保有すると考えた場合「株主構成」の確認は、必須と考えています。
株主構成をミスると他社に買収されたり娘に会社を乗っ取られるなど、株価を大きく変動させる要因になるのです。
またそれらの情報を利用する事によってTOBやMBOなどのファイナンスの動きや事業再生の動きなども予想する事が出来ます。
本日の続きの内容として増田の考える「株主構成」は、会員限定メルマガ「サヤ取り通信プレミアム」にてお届けします。
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【本日のマネー実践タスク】
メディアフラッグについて銘柄調査してみましょう。
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