エンタメの無料化とビジネスモデル

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「エンタメの無料化」をテーマにお届けします。

私は、音楽、映画、ドラマ、マンガ、アニメ、ゲームなどエンタメが好きで趣味にしています。

そんなエンタメ業界ですが直近数年で大きくビジネスモデルが変化したと感じています。

簡単に言うとエンタメは、ほぼ無料化しました。

エンタメを楽しむ側の私達は、ほぼ無料に近い価格で楽しむ事が可能です。

元々エンタメの代表であるテレビは無料です。

NHK以外のテレビの視聴に関して、テレビ局にお金を払って観ている人はいません。

その変わりに私達は、そのテレビ番組の制作費用を出した企業の広告(CM)を強制的に見させられて時間を奪われます。

このテレビのビジネスモデルは、ネットに派生。

Youtubeやマンガアプリなど広告が表示される変わりにエンタメコンテンツを無料で見聞き出来るようになりました。

そうすると私のようにお金を払うので広告を見たくない。

そんな人向けのサービスとしてAmazonプライムビデオやネットフリックスなど月額500円〜1000円程度で動画が観放題という激安サービスが誕生しました。

月額数百円〜1000円で家族複数人がアカウントを分けて映画やドラマを無数に視聴する事が出来ます。

1人月額数百円です。

映画1本の視聴は、数十円程度とタダに近い価格です。

このようにエンタメの価格が無料。

もしくは1人当たり数百円で観放題。

そうなってしまった現状において
エンタメ業界で勝利する者は2者です。

■圧倒的に高い質を保有しているコンテンツホルダー

■エンタメを無料に近い価格で提供するプラットフォーマー

Amazonプライムやネットフリックスを契約している人は、分かると思いますが視聴している映画が開始20分間面白くない場合。

視聴を辞めてしまいます。

その映画を有料で購入した訳ではなく無料なので途中で辞めて他の動画を観ます。

そうなると最終的質の高い動画に再生が集中します。

エンタメの価格が無料化した事によってエンタメ提供者同士での殴り合い状態です。

質の高いコンテンツを提供する人は大勝ち成功者。

そうではない99%が食っていけない状況です。

これも有料メルマガ「サヤトレ通信プレミアム」で書いた内容ですが、私の知り合いにお笑い芸人を目指していた方がいました。

売れませんでした。

面白くないから売れないのです。

自分の面白さを無料で提供して殴り合い、結果的に面白かったら再生されて売れます。

エンタメをビジネス的に分析していますがエンタメコンテンツを作るクリエイターや業界は、本当に実力社会の戦国モードの厳しい世界と感じます。

そしてその一方でエンタメを作る人達を集めて殴り合いの試合をさせるプラットフォーマー。

GoogleのYoutube、ネットフリックス、Tiktokなど

コンテンツ保有者を競わせる仕組みを作ったプラットフォーマー企業は、本当に強いです。

現在、各エンタメ分野の覇者となったプラットフォーマー企業が決まりかけています。

エンタメプラットフォームの世界戦で日本企業で戦えているゲーム分野のみでソニー(プレステ)と任天堂くらいでしょう。

頑張って欲しいですね。

私達投資家は、このようなプラットフォーマーの企業株価には、注目すると良いと思います。

エンタメという遊びや娯楽は、世界的に大きなビジネス市場です。

プラットフォーマー企業は、遊びでビジネスをしていません。

私達投資家もビジネスモデルを見極めて投資していきましょう。

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