株式会社サヤトレの増田です。
本日は「原油の価格が上がっている理由」をテーマにお届けします。
直近、原油の価格が上がっています。
商品先物取引をやっている方は、少ないと思うので気付きにくいです。
日常で考えると自動車に乗る方であれば、ガソリン代が値上がっているので感じる事でしょう。
ガソリンの店頭価格が1リットル167.3円まで上がっています。
本日は、なぜ原油の価格が上がっているのか理由を解説して、過去に有料メルマガにて解説した投資の真髄として知っておくべき貴重なテーマの「供給」についても少しお伝えします。
まず原油が値上がりしている理由ですが、結論は、産油国が原油を減産しているからです。
原油は、その国の地下から湧き上がってくる資源です。
世界でも原油が取れる国は、限られています。
日本は、原油がほぼ取れないので原油を海外から買って生活しています。
原油を売っている産油国としては、出来るだけ原油の価格が上がった方が他国に売った時に儲かり嬉しい構図です。
■原油を買う国=安く買いたい(増産)
■原油を売る国=高く売りたい(減産)
今、産油国は、コロナなどを理由に原油の生産を減産で供給を絞っているのです。
日本「もっと原油掘ってくださいよー。ガソリン高いっすよー!」
産油国「いや〜。うちもコロナで大変でねー。値上げしまーす!」
経済的な視点でお伝えしたい事は、世界で売られて金融商品になっている原油のような物であったとしても、産油国の政策によって価格を上下出来ます。
買う側としては、産油国に振り回されるのです。
世の中の物の価格は、需要と供給で決まります。
原油を販売している国の減産によって供給量は、意図的に絞る事が出来るのです。
その結果、商品先物価格含めた投資商品の価格を上下させる事が可能です。
産油国の政策決定する偉い人達は、原油先物の投資でも儲けられると思いませんか?
ズルいと思います。
その商品の供給量は、誰の決定権でコントロールして決める事が出来るのか?
投資家として私は大事だと考えています。
この理論をもっと深く理解すると金属や鉱石なんかも同じです。
皆様、ダイヤモンド好きかと思います。
誰かにプレゼントしたり、されたりした経験がある方も多いのではないでしょうか?
意図的にあまり知られておりませんが世界でダイヤを採掘してほぼ全てのシェアを取り販売価格をコントロールしているのは民間企業です。
その会社がダイヤの元売りとなって世界に流通しています。
ダイヤは、炭素なので人工的に作る事も出来ますが、企業としては、このダイヤは珍しいので100万円です。
買ってくれる人がいる方が儲かります。
実際ダイヤには、需要があります。
ダイヤ販売権持っている民間企業は、流通量をコントロールしたり、結婚や婚約などのタイミングで給料の3ヶ月分のダイヤを買わせるキャンペーン。
ダイヤの価値向上を行い需要を高めています。
ダイヤモンド買えない私の負け惜しみとしては、民間企業が供給絞って、値付けコントロールしているキレイな石に高額な支払いするのは、無駄使い。
ダイヤ買えない方は、このダサい負け惜しみの遠吠えをぜひ使ってください。
何に価値を感じて購入するかは、人それぞれですが、その商品の供給に関して誰が決定権を持ってコントロールしているのか?
投資家としてぜひ考えてみる事をおススメします。
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