銀証連携成功のカギとは?

株式会社サヤトレの増田です。

「銀証連携(ぎんしょうれんけい)」
という言葉をご存知でしょうか?

銀証連携とは、銀行と証券会社による
業務・サービスの連携のこと
を言います。

最近テレビCMでも
「みずほ証券って銀行の中にあるんだ~」って流れていますね。

私は、銀証連携に大賛成です。

銀証連携は私が就職活動していた時期から
よく言われておりましたが少しずつゆっくりですが
銀行と証券の融合が進んでいるように感じます。

金融業界は業務において法律の規制に
縛られている部分も多くあります。

一番分かりやすい例で言えば・・・

銀行で株式が買えない規制です。

近年、銀行で投信や保険も購入する事が窓口販売で
出来るようになりましたが株式だけはまだ証券の特権です。

みずほ銀行の中にあるみずほ証券も
同じグループ企業なのですが別会社です。

株を買う場合は、形式的にみずほ銀行ではなく
みずほ証券で買うために銀行とは別の手続きが必要なのです。

普通のお客からしたらどっちも同じと感じているのに
別に口座開設させられたり面倒くさく感じるでしょう。

日本郵政が上場する際にはゆうちょ銀行が
自社株IPOの話をしていいみたいでした。(暗黙?)

ゆうちょ銀行に入っているお金でじゃあ買うわ!
と出来れば便利ですよね?

しかしそれは無理なので○○証券で口座新規に作って
その証券会社に入金して買うという手続きになります。

元金融機関で働いていた私からすると
銀行も証券もそれぞれ強みがあります。

私が感じる銀行の一番の強みは
お客様の口座の残高が分かる事です。

口座残高に1億円入っている億万長者の
お金持ちリストが銀行員には分かるのです。

入金が沢山入ってきて儲かっている企業も分かります。

お金持ちリストの保有は銀行の強みです。

しかし証券会社は投資家のお客が
いくらお金を持っているのか分かりません。

証券口座に100万円しかなくても
銀行口座に1億円あるケースもあります。

証券会社は相手の懐具合が分からない
不利な状態からのスタートとなります。

結果、話術巧みとなり高度な営業能力が身につきます。

私が相手の資金力の懐具合を確かめる戦略として
行っていたのは「1000万円買いましょう作戦」です。

「トヨタ株1000万円買いましょう」と提案した時の
相手のリアクションで資金力をスカウターします。

1000万円という金額に対する相手の
リアクションを参考に探るする感じです。

証券会社員の投資提案や営業力の強さは
銀行員よりも上のケースが多く実際に
私の同期の多くが銀行に転職しています。

銀行は元証券営業マンを非常に欲しがっているのです。

証券営業が出来れば銀行でも保険でも
不動産でも野菜でも何でも売れます。

いつか銀行と証券が一つになって(銀行に統一)
預金から投資まで一つのカードで全取引
出来るようになる日が来ればいいですね。

同じ金融グループ内で会社別に争っても意味ありません。

出世や派閥争いをしている間に
多くの外資金融が参入してきています。

ましてや横の駅の支店間で
お客を取り合うとかバカ過ぎです。

「日本=技術力」というイメージに加えて
「日本=金融先進国」となる事を願っています。

そして上記のような金融先進国になるためには
日本人の金融リテラシー向上がない限り不可能です。

こんな低金利なら出金して他に移すわ!と
文句を世間が言う事によって銀証連携が加速して
金融機関のレベルも上がるのではないでしょうか?

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 編集後記
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最近日本の保険は、外資企業にお客を
持っていかれ過ぎて改善傾向にあるように感じます。

やはり正しく文句言う人いないと
企業も政治もよくならないですね。

自社サービスもお客様からの
厳しいご意見お待ちしております。

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