フィンテック証券会社の増加

【サヤトレ通信 第1710号】

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「証券会社」をテーマにお届けします。

読者様がご存じの証券会社は
だいたい何社くらいありますか?

〇〇証券という会社名をつけるためには
金融庁の免許が必要となる業態です。

金融ビジネスなので簡単に創業する事は出来ません。

野村證券、大和証券、SBI証券、
楽天証券、カブドットコム証券など
色んな証券会社がありますがせいぜい
10~20くらいだと思います。

しかし以外にも現在日本には
約260社と沢山の証券会社があるのです。

証券会社のビジネスモデルの収益は
手数料となりますがネット証券の
登場で手数料が安くなっています。

証券会社は、投資家の囲い込みと
売買促進の競争が激しくなり毎年
統廃合が進んで数を減らしてきました。

しかしここ最近その証券会社の減少は底値を付けて
新しい証券会社が立ち上がり少し増加しているのです。

金融とITを組み合わせたフィンテックで新しい
証券サービスを立ちあがっているのが理由です。

大手にはない色々とユニークな
証券会社が登場してきています。

過去のメルマガで売買手数料を無料にしようとしている
新しい証券会社のスマートプラスについて少し書きました。

■参考記事
http://sayatore.com/blog/2018/05/10/8279

上記の記事では詳しく無料に出来る仕組みを
書きませんでしたがスマートプラスでは
「ダークプール」というクローズドの
取引市場を使う仕組みを利用するみたいです。

証券市場の裏側が分からないと
難しいかもしれませんがスマートプラスが
やろうとしている事は個人投資家にとっても
有利になる新しい挑戦です。

また金融業界の裏側を知っている私からすると
本当に攻めた凄い挑戦だと感じています。

■スマートプラス
https://smartplus-sec.com/commission/

その他にも以前、テーマ株の記事を書きましたが
テーマ株にそのまま投資出来る証券会社も新しく出来ています。

■フォリオ
https://folio-sec.com/

■参考記事
sayatore.com/blog/2018/08/27/8446

フォリオに関してはラインとの
業務提携が決まっています。

これから先の若い世代を中心に一気に
証券市場と獲得する可能性もあります。

長年進化せずに減少してきた証券会社ですが
減少数に歯止めがかかり新しい証券会社が
誕生しつつあるのです。

金融という業種では長年の安心感も必要ですが
新設ベンチャーの証券会社にも注目してみると
投資の時代の変化を感じる事が出来るかもしれません。

新しい証券会社の取り組みを見ると
投資にヒントになるかと思います。

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