【サヤトレ通信 第1726号】
株式会社サヤトレの増田です。
昨日ガンの基礎研究でノーベル賞を受賞した
本庶教授の記者会を観て感銘を受けました。
その中でも本庶教授が述べていた
次の言葉は、とても大事だと思います。
「教科書に書いてあることを信じてはいけない。」
上記は、間違って捉えてしまうと危険なのですが
何かの分野を深く勉強している人にだけ分かる
とても重要な事を述べていると感じました。
私も過去に何度もメルマガでお伝えしておりますが
「金融」や「経済」の教科書に書かれている内容の
多くは間違いだらけだとお伝えしております。
大変おこがましく恐縮ではありますが
本庶教授が述べている考えと同じだったのです。
■経済の教科書は間違いだらけ
http://sayatore.com/blog/2016/
私は、証券会社に入社して証券分野を中心に
金融に関する一通りの知識を習得しました。
証券業務を行う資格や変額の生命保険の資格
金融全般に関するAFPというファイナンシャルプランナーの資格
独立せずに引き続き金融機関に勤めるならば
「CFP」「証券アナリスト」「中小企業診断士」「税理士」と
お金に関わる資格の勉強を続けていたことでしょう。
しかし私は途中で気づいてしまったのです。
「もしかして金融の教科書に書いてある内容、間違えてない?」
勉強する事は無駄ではありません。
しかしその内容を覚えたからと言って
実際に動いている株式相場や為替の
値動きを予想する事は出来ません。
金融・経済勉強中に純粋な私が実際の相場変動で
教科書に書いてある内容と全く逆の事が発生している
状況で優秀なアナリストの上司に聞いた所、上司は
「俺にも分からん。聞くな。」と笑っていました。
私が金融で分からない時に教えてもらう
外資系ファンドのアナリスト同期達も
「相場が分かればサラリーマンなんかやってない」と言っています
大手企業名で彼が書いた投資分析のレポートも
公開されていますが内心は「よく分かんない」
それがアナリストやコメンテーターの本音です。
資格証券アナリストの本音とは・・・?
http://sayatore.com/blog/2015/
だって当然でしょう!
いくら金融を勉強して覚えても書かれている
教科書の内容が古いので通用しないのです。
スマホも電子マネーも無かった大昔に作られた
金融や経済のルールを投資活かそうと思っても
通用しないのは、普通ではないでしょうか?
教科書に書かれている内容が
全て正しいとは限りません。
間違っていると疑う事は、重要なのです。
この事は、本庶教授だけではなく同じ京大の
iPS細胞の山中教授も同じ事を言っていました。
山中教授は、京都大学の授業で生徒に対して・・・
「僕が教える教科書の内容は間違っている
可能性がありますので信じないでください」
授業を受ける生徒に対して実際に言うらしいです。
これは山中先生が生徒の成長のためを思って述べています。
そしてさすがですが京大医学部生も超優秀で
「はい!信じません!」と山中先生の授業を疑らしいです。
このようにこれまでの定説を疑う環境から
今回のようなノーベル賞に繋がったのだと思います。
また本庶教授は、研究が成功するに大切な事は
「探求心」や「好奇心」と述べていました。
何かに対して疑問に思い、調べる重要性は
投資でも同じだと私は考えています。
本庶教授の基礎研究の発見は2014年から
「オプジーボ」という薬に使われています。
オプジーボというガンの薬を
これまでに知らなかった多くの
人も知るきっかに繋がるでしょう。
■オプジーボを開発した製薬会社は?
■オプジーボの値段はいくら?
■製薬会社の株価はどうなっている?
■この成果を活かしそうな次の会社はどこ?
株式投資家として探求心があれば
ぜひ調べみてはいかがでしょうか?
今回のメルマガでもあえて正解をお伝えしません。
読者様ご自身で調べてみてください。
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