本日は「投資戦略を複数持つべき理由」をテーマにお届けします。
先日サヤトレ会員のお客様より
サヤ取り投資における回帰狙いと乖離狙いの
2つの戦略に関するご質問をいただきました。
どちらの戦略を基本に優先して
仕掛けるべきかというご質問です。
サヤ取り投資の回帰狙いと乖離狙いについて
詳しく学びたい方はこちらの書籍がおススメです。
私個人のサヤ取り投資戦略の
考え方についてお届けします。
サヤ取り投資の場合、まず私が
最初に推奨するのは回帰狙いです。
相関係数という統計値を1年間で確認して
2銘柄の値動き似ている2銘柄を探します。
(相関係数の数値が高い。数値例:0.7以上)
その2銘柄のサヤチャートを確認して
定期的にサヤが往来しているペアを探し
2銘柄のサヤが大きく離れたタイミングで
仕掛けを行い元に戻るのを狙うのが回帰狙いです。
サヤ取り投資では、最もよく使われる戦略です。
時よりボリンジャーバンドが2σ収まる
確率として約95%というデータからサヤ取りの
成功率(勝率)が95%と勘違いしている方もいます。
ボリンジャーバンドが2σに収まる確率は95%ですが
開いたサヤが元に位置も戻る確率は95%ではありません。
勝率95%で勝てる訳がないです。
意外に間違いやすい点なのでご注意ください。
そして実際にサヤ取り投資の回帰狙いを
実践しているサヤ取り投資家にしか分かりませんが
サヤ取り投資の回帰狙いも万能ではなく波があります。
保有しているサヤ取りペアが5ペアあった際に
同時期に全て負けるような勝敗の波があるのです。
■この負けが単なる偶然なのか?
■選定したサヤ取りペアが悪いのか?
■相場のトレンドにマッチしていないのか?
■確率の偏りで運が悪いだけなのか?
その本当の理由については
正直言って私でも分かりません。
テレビニュースでは株価の変動や要因について
投資のコメンテーターは解説してくれるので
何か理由があるように考える方も多いです。
しかし運悪く確率が偏って負けた場合には
いくら時間をかけて分析しても泥沼です。
とは言え個人投資家が自ら選定している
サヤ取りペアなので、その選定のクセからも
相場にマッチせずに負けている可能性は否定できません。
そうならないために・・・
サヤ取りの投資戦略を2つ組み合わせるのです。
■回帰狙いのサヤ取りを3ペア保有
■乖離狙いのサヤ取りを2ペア保有
上記のように得意な戦略の比率を高めつつ
別の投資戦略を組み入れる事で相場のトレンドに
噛み合わないリスクを回避するイメージです。
片張りの投資戦略例えると・・・
「逆張り」の投資戦略と同時に
「順張り」の投資戦略を持つようなイメージです。
異なる投資戦略を組み合わせる事によって
相場トレンドに上手く噛み合わないリスクを
ヘッジするとお考えください。
イメージとして上手く伝わりましたでしょうか?
システムトレードのバックテストなどの
結果をみてもずっと継続して勝ち続ける
売買ルールは、まず存在しないです。
■上昇相場に強い投資戦略A
■下落相場に強い投資戦略B
■値動きが無い時に強い投資戦略C
通常投資戦略には、勝ちやすい得意な
相場やタイミングがあるのが一般的です。
あまり投資戦略を持ち過ぎても管理しきれず
難しいところですが今の1つしか投資戦略を
持っていない方がこれまで勝てていたけれど
急に勝てなくなってしまった場合には
その投資戦略が相場に合っていないだけかもしれません。
諦めて捨てるのは勿体無いかもしれません。
2つの投資戦略を組み合わせる効果や
メリットについて知っていただければ幸いです。
本日の内容は、サヤ取り投資だけではなく
投資全般に共通して言える事です。
投資・資産運用のヒントになれば幸いです。
【本日のマネー実践タスク】
あなたの投資戦略は何個ありますか?
相場によって切替えたり
同時に動かしたりしていますか?
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