投資ビジネスの利益配分

株式会社サヤトレの増田です。

本日は、「投資ビジネスの利益配分」をテーマにお届けします。

先日、新規に立ち上げる投資ビジネスの打ち合わせに同席する機会がありました。

投資サービスと言っても色々とあります。

サヤトレのように投資分析ツールもあれば、投資家からお金を預かって運用までビジネスモデルは、様々です。

事業運営側としてはサービスによってメリット・デメリットがあり成功の難易度やリターンも変わります。

日本は、最初にビジネスモデルを組み立てて実行に移して、立ち上げから儲からない助走の期間を運営出来る人は少数です。

0から1を実際に作れる起業家は、日本では、レアな存在と言えるでしょう。

打ち合わせの中で共通認識として事業の利益配分に関する話がありました。

ビジネスを回すには、一般的に役割分担があります。

■商品やサービスを「作る人」

■商品やサービスを「運営・管理する人」

■商品やサービスを「集客・販売する人」

投資サービスで解説すると難しいのでトマトで考えてください。

■トマトを「作る人」=農家

■トマトを「運営・管理する人」=農協・市場

■トマトを「集客・販売する人」=スーパー・八百屋

上記のようなイメージです。

投資信託(ファンド)で例えると下記のようなイメージです。

■ファンドを「作る人」=ファンドマネージャー

■ファンドを「運営・管理する人」=資産運用会社

■ファンドを「集客・販売する人」=銀行・証券の営業員

もし、あなたが起業家で投資ビジネスをこれから構築する場合、上記3者の利益配分をどう振り分けますか?

仮に事業で100万円の利益が出たとします。

その際に誰が一番取り分を多くすれば、ビジネスは上手く回るでしょうか?

ぜひ一度考えてみてください。

打ち合わせしたメンバーは、このあたりのビジネスの認識は、共通していたように感じます。

この辺りの認識が異なると後々トラブルになるリスクになりかねません。

実際、ビジネスが動く前には、明確なルール(契約や書面)が必要です。

上記3者の中で100万円の利益において私が最も利益配分を得るべきと考えるのは・・・

商品の集客・販売をした人です

どんなに美味しいトマトやどんなに儲かるファンドを作ってもその商品を欲しがっている人を集客して販売する人がいないと価値は、ありません。

世の中に良い商品があってもその存在を知らないと買う事は、出来ないからです。

実際に一般的な会社組織でも集客と販売を行う営業職のお給料は、開発や管理業務よりも高く設定されているケースが多いと思います。

解説事例に出したトマト業界がそうなっているか分かりませんが一般的にビジネスにおいて集客・販売出来る人の立場は、強いです。

会社で100万円の利益を配分するとすれば、営業で販売した人は、利益の半分50%くらい貰えるケースも珍しくないでしょう。

【100万円利益の分配イメージ】
■「集客・販売する人」=50%(50万円)

■「作る人」=30%(30万円)

■「運営・管理する人」=20%(20万円)

上記の比率に特に正解は、ありませんが会社員の職種のお給料構成も似たような感じになっているのではないでしょうか?

この基本的なルールを知っていると集客・販売するコストの50万円を大きく減らす仕組みが出来れば、その会社は、沢山儲ける事が可能です。

営業員いらずでお客が勝手に押し寄せてくる集客・販売の仕組みを持っている会社があれば、その会社は、きっと大きく儲かっているはずです。

投資家目線として株式投資を行う際には、投資選定した企業の集客・販売の仕組みを調べてみるといいかもしれません。

最もお金がかかり多くの会社が抱えている問題が「集客・販売」です。

この仕組みが上手な会社は、今後成長して株価も伸びていくかもしれません。

資産運用のヒントになれば幸いです。

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