株価指数を活用したサヤ取り手法の解説

株式会社サヤトレの増田です。

本日のサヤ取り投資特集は
「株価指数を活用したサヤ取り」です。

よくテレビのマーケットニュースなどで
「ヘッジファンドによる裁定取引の解消に伴う売りが~」
というフレーズを聞いた事はないでしょうか?

これは具体的にどのような取引なのか
出来るだけ簡単に解説させていただきます。

先日大阪で開催したサヤ取り投資家交流食事会の際には
先物と現物でのサヤ取りを行っている方がいたようですが
基本的に個人が簡単に出来るレベルのサヤ取りではありません。

金融機関(銀行・証券会社)やヘッジファンドのような
いわゆる機関投資家が行う取引とお考えください。

日経平均株価を例にして解説します。

日本で一番有名な株価指数である日経平均株価ですが
そもそも日経平均に直接投資する事は出来ません。

日経平均は日本経済新聞社という会社が
独自に作り発表している株価指数です。

TOPIX(東証株価指数)は
東京証券取引所が発表している株価指数です。

日経平均というのは指数であり
実際に直接投資出来ないのです。

よって実際に日経平均に投資する場合は
大きく分けて3つの方法があります。

1つ目は
■日経平均先物・オプション

2つ目は
日経平均連動型投信(インデックスファンド・ETF)

通常は、上記の2パターンが一般的です。

最後の3つ目の方法としては
■日経平均採用銘柄である225銘柄の全ての株に投資する
という方法です。

丸ごと全銘柄購入します。

個人投資家が225銘柄全てに投資するのは
非常に難しいと思いますが、機関投資家であれば可能です。

そして機関投資家は、株式市場の225銘柄達と
先物市場の日経平均先物の価格のサヤを日々チェックしています。

株式市場の225銘柄と
先物市場の日経平均先物価格は
同じようなものですが、一応別物です。

よって、時々225銘柄の現物の価格と
先物市場の日経平均価格に一時的に
サヤが発生するケースがあるのです。

そのようなタイミングを見つけると
機関投資家は株式市場で225銘柄達を買い
先物市場で日経平均先物を売ります。

そして、一時的に生まれたサヤが埋まった
タイミングで反対売買を行い
決済して利益を獲得しているのです。

最後の利益確定の際には買っていた
225銘柄達を売りに出すわけなので
株式市場では大量の現物株式の売り注文になります。

よって、裁定解消売りは相場の下落要因になり
SQのような日は市場が荒れやすくなるのです。

サヤ取り投資が嫌われる理由の一つですね。

上手く説明できたか分かりませんが
このような裁定取引の手法は、証券会社のように
資金力があって売買手数料もかからないような
大口にしか出来ないサヤ取りと言えるでしょう。

実際に現物株を225銘柄買わなくても
上から30銘柄ほど買えば、大体指数と連動して
個人でも似たような手法が出来るかもしれません。

しかし、実際に個人投資家が株価指数を使って
サヤ取りに取り組む場合には、225銘柄買う事はせずに
ETF・先物・オプションの3つを組み合わせて
実践する方が現実的でお勧めです。

上記の場合でも抜けるサヤは少しだけです。

サヤの収斂精度が高いほど利益も小さくなります。

取引コストを小さくするためにも
結構な運用資金は必要だと思います。

運用資金額と株価指数の理論価格の計算、
サヤが発生した瞬間仕掛けを行える取引環境など
個人で行うには中々ハードルが高い投資戦略と言えるでしょう。

世の中には色々なサヤ取りがあり
私自身も日々研究して勉強しております。

何か面白い情報があれば、概要だけでも
教えていただければこちらで情報を集めて
どういった仕組みかなど調べさせていただきます。

個人投資家が応用出来るか分かりませんが
出来るだけ噛み砕いて分かりやすく解説させていただきます。

「こんなサヤ取りはどうでしょうか?」

疑問に思う事がありましたら情報お待ちしております。

■お問い合わせ先
https://investars.jp/contact.php

【参考記事】


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