株式会社サヤトレの増田です。
本日は「投資の歴史」をテーマにお届けします。
私が証券会社に入社した際に新入社員研修にて投資分析部門の社員講師が次のように言っていました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
ドイツのビスマルクの言葉です。
この言葉を聞いた際、私は、痺れて感銘を受けました。
今でもよく思い出します。
投資の歴史は、繰り返す。
個人が相場をみて経験出来るのは、長い歴史からすれば短期間です。
投資歴10年と聞けば、ベテランのように感じるかもしれませんが2019年時点において投資歴10年では、リーマンショックすら経験していません。
投資歴10年以内の方は、大暴落の経験が無いので株は上がるイメージを持っているかもしれません。
しかし株価は、時として絶望を感じるくらい下落します。
私が投資をスタートしたのは、2007年のサブプライムローン問題からです。
よって2008年のリーマンショックは、投資家として経験する事が出来ました。
大きく損しましたが良い経験になったと考えています。
この苦い経験があるので、現在のロングショート戦略に活きています。
しかし私の場合2007年より前に起こった事は、経験出来ていません。
これは、歴史を学ぶしかないのです。
1990年のバブル経済や2000年のITバブルなどは、歴史を学ぶ事で知る事が重要なのです。
私が歴史を学んで驚く事例がソフトバンクです。
皆様ソフトバンク株の最高値をご存知でしょうか?
多くの個人投資家は、ソフトバンクの株は、長期的にずっと上がり続けているイメージがあると思います。
実際にソフトバンクは、毎年、過去最高益を繰り返し続けて日本人創業社長として、かつてないスピードで成長してきました。
そんなずっと成長してきて日本は、もう眼中になく世界に出ているソフトバンクですが2019年7月時点において株価は、未だにITバブルの2000年の高値を超えられておりません。
驚きではないでしょうか?
19年も前からソフトバンクに投資出来た優秀な投資家にも関わらず、ITバブルの時に買っていると未だに大きな評価損を抱えているのです。
バブルがいかに狂った価格とつけるか?
そしてバブル崩壊後の安い価格で拾ったらその後、どれだけ大きく儲ける事が出来るか?
投資の歴史を学んで知っておくと今後もし同じ状況が発生した時に大きなチャンスになるかもしれません。
投資の歴史は繰り返します。
ITバブルもリーマンショックも今では、多くの人が経験していない昔の話になりつつあります。
経験が無い市場参加者が増えるほど相場は、間違った方向に進み同じ過ちを繰り返すのです。
個人でも過去の投資の歴史を学ぶ事で、自分の資産運用に活かせる事は多くあります。
特に過去に起こったバブルと崩壊を中心に調べてみると役立つ事でしょう。
直近では、2017年の仮想通貨バブルも良い事例です。
なぜバブルが起こり、弾けたきっかけは何だったのか?
ぜひ投資の歴史を学んでみてください。
投資の歴史を学びバブルなど大きな転換点で投資出来ると大金持ちになれる可能性は高くなります。
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