テレビ局が株主のメリットとは?

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「テレビ局が株主のメリット」をテーマにお届けします。

吉本興業が所属している不祥事を起こしたタレントに対して・・・

「テレビ局が株主だから大丈夫」

そう言った事がニュースで話題になっています。

皆様、上記の意味について分かりますでしょうか?

吉本興業側の言い分は、異なりますので真実は分かりませんが本日は、私が考える上記発言の意味についてお届けします。

資本主義社会における「企業」と「株主」の大人の関係性について理解する事例になれば幸いです。

「テレビ局が株主だから大丈夫」

この発言の意味は、私の予想ですが
「上手く沈静化して問題をもみ消せる」

上記のような意味合いが少なからず含まれていたのではないかと私は、考えます。

吉本興業は、非上場企業なので正確な株主比率は、分かりませんが全国のテレビ局10社が大株主となっています。

つまり資本主義社会における株式会社制度では、吉本興業は、テレビ局の子会社のようなイメージです。

テレビ局としては、自分達が株式を保有している企業(吉本興行)に仕事を依頼して吉本の売上を上げる事は、結果的に吉本興行の株価の価値を高める事に繋がります。

テレビ局は、吉本興行が儲かれば、株主の自分達も投資の利益になるのです。

よって吉本の芸人がテレビ出演しやすいテレビ業界の構図になっているのです。

吉本の経営陣側もその事は、理解しています。

よって親会社のテレビ局が子会社である吉本に不利になるような対応やニュースは、流さないように甘く考えていた結果として「テレビ局が株主だから大丈夫」と言ったのではないでしょうか?

実際のところテレビメディアの報道や番組は、スポンサー、株主、芸能プロダクション、視聴率を出している電通など様々な企業に忖度しながら番組が作られているのです。

会員限定メルマガ「サヤ取り通信プレミアム」にて「大手企業不祥事の正しいもみ消し方」というタイトルで大手企業が行っている火消し活動の裏側について書いた事があります。

今回、大きく関連するので、プレミアムの内容を公開しますが大手企業の不祥事のもみ消し方は、テレビ局に自社のCMを流してもらうという方法です。

テレビ局のスポンサーになる事で自社のやらかしをニュースであまり大きく報道しないようにしてもらうのです。

私達一般人は、テレビなどのニュースになって初めて企業の不祥事や問題、事件を知ることが出来ます。

逆を言えばニュースになった事しか知る事は出来ません。

その裏側には、テレビ局の忖度によってニュースになっていない事実が存在しているのです。

私達テレビ視聴者は、テレビ局にお金を支払っておらずテレビは、基本、無料で観る事が出来ます。

テレビ局のお客様は、視聴者ではなくスポンサー企業なのです。

このような企業のビジネスモデルや株式会社制度の仕組みが理解出来ると今回の吉本興行の発言からも芸能業界が大きな闇を抱えている事が分かると思います。

テレビ局が株主なので問題をもみ消せると考えている芸能事務所。

国民的な人気アイドルが事務所を退職したらテレビに出られなくなっている男性アイドル達。

裏側でなぜそんな仕組みになってしまっているのでしょうか?

その仕組みやルールが長く続く裏には、得をしている会社が存在しているのです。

考える機会は、少なく深く突っ込む事は、タブーになっていますがこのような背景を理解しておくと投資家としては、いいかもしれません。

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