会社名「損保ジャパン日本興亜」から読み取れる裏の事情

株式会社サヤトレの増田です。

友人が大手の損害保険会社に勤めています。

現在、起業準備中らしく情報交換も
かねて食事に行く約束をしました。

損害保険会社と言えば・・・
9月1日、損保ジャパンと日本興亜損保は合併し
「損保ジャパン日本興亜」が誕生しています。

■損保ジャパン日本興亜
http://www.sjnk.co.jp/

会社名を見ると分かる通り
「ジャパン日本」同じ言葉が続いています。

合併しても従来の2社の会社名を
そのまま残したいという気持ちの対立から
上記のような変な名前になったのでしょう。

そして発見したのですが
会社の公式ホームページのドメインが
「SJNK」になっています!

これまでは「NKSJホールディングス」でした。

これを機会に反転させて
順番通りになっていますね!

三井財閥の「さくら銀行」と
住友財閥の「住友銀行」が合併して
現在の三井住友銀行が誕生しました。

日本では「三井・住友(銀行)」と呼ばれますが
英語では「SMBC」の表記で
「スミトモ・ミツイ(バンク)」です。

プライドの高い金融機関!

どっちの名前を前にするかで
きっと激しい競争があるのでしょう。

2006年に「東京三菱銀行」と「UFJ銀行」が合併して
誕生した日本最大の銀行「三菱東京UFJ銀行」

名前を見て分かる通り
「三菱」の方が力を関係は上です。

合併当時から働いている方に聞いた話では
パワーバランスが弱いUFJのシステムが
当事の三菱よりも優れていたのですが
三菱側のシステムやルールが採用されてしまったらしいです。

結果的に業務がやりにくくなったと言っていました。

この辺りは社員数やシステムの設備投資などによって
どちらのルールで統一させた方が良いか?

経営判断として難しいところですね。

私達一般市民からすればATMで自分のお金が
正しく引き出し出来る事は当たり前です。

しかし2社別々の大型システムをバグ1つ出さずに
1つに統合するのは、本当に大変な作業なのです。

そのシステム統合に見事に
大失敗した銀行があります。

日本勧業銀行と第一銀行が合併した「第一勧業銀行」&
「富士銀行」&「日本興業銀行」の3つが合併して
誕生した「みずほ銀行」です。

「みずほ銀行」と「みずほコーポレート銀行」
「みずほ証券」と「みずほインベスターズ証券」

元々あった銀行と証券も融合させずに
そのまま残した結果として大規模なシステム障害や
反社会的勢力の融資問題など失敗続きでした。

旧銀行同士で内部派閥争いが続いていましたが
2013年より「One みずほ」のスローガンで
銀行・証券が一つに融合しているので
今後は、経営がよくなるかもしれません。

金融機関には公務員のようにキャリア採用があります。

私は、普通に新卒で入社した平社員ですが・・・

同じ会社の中で旧○○銀行出身だからダメとか
隠語のイニシャルで振り分けたりして話しているのは
明らかにバブル世代の社員でした。(読者の方はゴメンなさい)

会社が合併した事によって
課長・部長・役員・社長含めて
座れる椅子の数は少なくなります。

肩書きや役職を失ってしまう可能性がある世代が
自分の椅子を守るために派閥争いを行うという
構図が起こっているのです。

逆に若手になるほど失う物はないので
過去にいた出身銀行や出身大学も関係なく
今、派閥争いをやめて会社をよくしたいと思っています。

私も証券会社に入社した時には
自分の会社をよくしたいと思っていました。

同期入社の仲間達で自社のダメな部分を
飲みながら愚痴った事も多いです。

今、冷静に考えても
その愚痴の内容は明らかに正しい!

その後、実際にそのような
経営の方向に動いていています。

社内営業(上司へのゴマすり)に成功して
本社に行って勘違い自慢発言をする人もいますが

仕事は出来なくても心優しい先輩もいて
多くの良い出会いがありました。

今でも私が好きな金融の人脈は切る事なく
連絡を取り仲良くしています。

これから先も日本の金融機関は
より合併・統合を繰り返して大きくなっていくでしょう。

銀証融合して銀行で株が買える時代が来るかもしれません。

私は、金融の世界に飛び込んで
経験させてもらった事は多いです。

今後は、お客様側の立場から
日本の金融サービスが良くなるように
何かしら応援できればと思います。

将来、ジジイになった時には
若手の証券営業マンを担当につけて
株を教えてもらって遊ぶのが私の夢の一つです!

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